お魚キラーと小型四つ手網を仕掛けてみました。餌は寄せたろう
暇だったのでわなを仕掛けてみました。餌はマルキューの寄せ太郎です。お魚キラーは小魚用の罠です。形状的には定番で昔からあるものです。四手網も罠の一種になりますが、単純な構造が特徴。
10分ほどして引き上げるとタナゴとハヤがたくさん捕れました。お魚キラーを仕掛ける時間は10分程度が適当です。なぜなら、出入り口を見つけて魚が出入りするようになるから。もし亀やスッポンが入ると息ができずに死んでしまうので1時間以内にしてください。四手網はタイミングで引き上げる罠ですので、エサで集まったらすぐ引き上げます。
今回使った寄せ太郎は手でほぐして入れればばらけ易く、ぎゅっと固めれば長持ちもします。特に優れたエサという印象は無いですが、手軽に使えるので便利ではあります(まぁ、他のエサもそうだけど)。値段も400円くらいで、十分な量があり1年で使いきれないほどです。乾燥しないようにジップロックで保存しましょう。
その結果アブラボテとオイカワカワムツ
夕方少しの間仕掛けておくだけでこれだけ捕れました。しかし、タナゴが沢山いても全く入らないケースもあります。エビはスジエビが入りやすい。ミナミヌマは入りません。
お魚キラーと四手網を比べたら断然キラーの方が捕れるし便利です。
大事なのは餌の種類よりも場所。捕れるかどうかは場所につきる。
水門の近くの流れの無いところに今回はわなを仕掛けました。この場所の前にアブラボテとカネヒラがたくさん泳ぐ水路にも仕掛けたのですが、流れがあり何度か場所を変えても一匹も入りませんでした。
流れは弱い所がイイですね。
以前から釣り餌や自作のものなどいろいろな種類を試していますが、餌はそれっぽければ何でもいいですよ。
捕れるポイントなら入ります。魚がいなければ入らないですし。
釣り餌の残りがあるならそれでいいですし、無いなら味噌と小麦粉で団子を作れば十分で、適当に干しエビとかシラスとか混ぜてもいいです。あえて専用に買うなら罠用の餌や今回のような寄せ太郎を買えばいいでしょう。ただ、ウェットタイプは劣化しやすい年に数回しか使わないなら、練り餌タイプか集魚ペレットにしましょう。
でも、いろんな意味で一番のお勧めはドックフードです!ドックフードは安いし、保存性もいいのでお勧め。我が家での実績もNo1です。NPO法人の外来種駆除などでもドックフードを罠に入れているそうですよ。
注意点:餌が多すぎると水質汚染になるので少なめで。
今で使ったエサ
- ドックフード、よく獲れる
- 味噌と小麦粉、家であるもので作れる
- 釣り用の練り餌、お手軽、硬さも自在
- 集魚ペレット、高い。長期保存化。好きな時に使える。
- 小麦粉と卵で作った黄身練り。卵がもったいない。
- 米ぬか団子。ぬかが手に入るならお手軽。
- クッキーを砕いた粉
使いやすいのは釣り用の練り餌です。安いですし。家にある味噌と小麦粉もいいし、米ぬか団子でもいい。その日の気分でどうぞ。
コンビニで手に入りやすいのはクッキーです。安いシンプルなのを粉々にしていれます。
罠を仕掛けるポイント
ではエサよりも重要な罠を仕掛けるポイントについて記載します
- 魚が見える、実績がある
- 年間を通じて魚が集まっている
- 稚魚や子供も多い
- コイやナマズがいない
- その場所では一番深そうなところ
- 日陰
- 人通りなどがない
- 流れは緩やか
- 水門などの近くだがすぐ近くではない
- 隠れ家などが沢山ありそうなところの近く
イメージとしては魚が集まりやすい場所がベスト。勢いよく泳ぐ場所ではなく、魚が休憩しそうなところ。そういう場所でも大きいコイとかフナが多いと罠にははいりません。入るところは何度沈めても入りますし、いまいちなポイントは運がよくないと入らない。
お魚キラーのイメージとしては小魚がたくさん捕れるって印象を持っている人もいるかもしれませんが、良い場所じゃないと入りませんよ。確実性で言うなら投網や釣りの方が上です。
タナゴ釣りも良く行くのですが、タナゴ釣りのポイントから少し離れたところにキラーを実験で何度か沈めたこともあるのですが、入った記憶がありません。捕れる時はたくさん捕れるのに不思議です。
お魚キラーで取れやすい魚
- タナゴ類
- フナの子
- オイカワ・カワムツ稚魚
- ドンコ
- ブラックバス・ブルーギル稚魚
- スジエビ
- ザリガニ
魚は同じ種類が入りやすいです。すぐ逃げる種類もあれば、逃げにくい種類もあります。エビは逃げにくいです。エビ・カニ類が獲りたいなら魚の切り身などが適しています。
とれにくいのはヨシノボリ類、スジシマドジョウ、メダカ等。
お魚キラー、法律の問題
お魚キラーはもんどりとかセルビンというの類の漁具になります。水産庁のHPではは使用可能なリストに入って似ないので禁止です。一方、川で漁協が管理するような川でも自由に使えません。
ですが、漁業権の無いようなクリークや田んぼのそばの川では大丈夫だそうです。
ただし、何センチ以下の魚(ウナギなど)は捕獲禁止などのルールは適用されるので注意してください。
県によってはクリークなどでも禁止なところがあるかもしれません。県の担当などで気軽に確認してみてください。電話で問い合わせたらいいですが、自分が聞いた時はあまり興味ない感じ(あまりよく知らない?)でした。
川や湖といった内水面では、一般の方でも、ルールを守った上で、釣りなどの遊漁を行うことができます。ルールには、漁業法や福岡県漁業調整規則(以下、規則という。)、福岡県内水面漁場管理委員会指示(以下、委員会指示という。)、漁業権漁場において漁協が策定する遊漁規則があり、その中で遊漁ができない場所や期間、採ってはいけない魚の大きさ等を定めています。
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/naisuime-rule.html