100均素材でバグホテル(インセクトホテル)を作ろう。

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お魚ガチが書きました
歩き方

自然大好き一家で自然保護協会家族会員。自然観察指導員 。熱帯魚はベタ、日本淡水魚はタナゴその他を20本以上の水槽で飼育中。
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バグホテルとは?

By Obscurasky – Own work, CC BY-SA 4.0, Link

バグホテルとはインセクトホテルともいわれる昆虫の住処を人工的に作った構造物のことです。木や素焼き土器などで虫が住み着く隙間をつくります。本場のヨーロッパでは主に農場やガーデニングスペース等の近くに置かれることが多いようです。虫を住まわせる理由は何かしらの利益を期待してなのですが、受粉や害虫駆除の目的です。ほかに単に虫が来たら楽しいからとかでしょう。

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バグホテルについてわかりやすく

以下はwikipwdiaに書かれていた内容の要約です。

Insect hotel - Wikipedia

昆虫ホテルとは

  • バグホテル(インセクトホテル、インセクトハウスとも呼ばれる)は、人間が作った昆虫のための避難所。
  • さまざまな形や大きさがあり、特定の昆虫種や目的(産卵、越冬など)に応じて設計される。
  • 多くは冬の間に昆虫が巣を作る場所を提供し、花粉媒介者(蜂など)を受け入れることが目的になる。

目的(役割)

  • アナバチなどが巣を作る場所として使う。
  • テントウムシやチョウなどが冬を越すための隠れ場所を提供するタイプもある。
  • ガーデナーや果樹栽培者には、受粉を促す手段として人気。

昆虫によってデザインが異なる

  • 昆虫ホテルには、使われる素材や穴の大きさ(入口サイズ)などで、誘致する昆虫の種類を変えられる。
  • よく使われる素材:丸太、樹皮、竹、葦(あし)など。
  • アナバチには、直径2–10mm・深さ10cm程度の穴が開けられた木などが用いられ、雨水がたまらないように斜めに穴を掘ることが多い。
  • 蝶用には、縦スリットがある特別な空間を作ることもあるが、効果には議論がある。
  • 寄生バチや捕食性の昆虫(ヤスデ、テントウムシなど)も誘致可能。

環境への影響(メリット・懸念)

  • 野生の花粉媒介者(特に在来種の蜂)の住処を補う手段として有用。
  • ただし注意点もある:例えば都市部の昆虫ホテルには外来種の蜂が多く住み着き、在来蜂の数が減る可能性があるという研究がある。
  • ホテルの設計(穴の直径など)によっては、望ましい在来種ではなく、より適応力の高い外来種を呼びやすくなる。
  • さらに、多くの野生の単独性のハチは地面に巣を作る種類が多いため、昆虫ホテルが必ずしも最適な解決策とは限らない。
  • 実際、ドイツの研究では、調査対象になった40個の巣助け施設のうち「利用に適したもの」はごくわずか、という報告もある。
  • また、市販されている昆虫ホテルの多く(2021年時点)は、在来の蜂にはあまり適さない設計であるという批判もある。

wikipediaのギャラリーにあるバグホテル

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とりあえず100均素材で作ってみる

右上のフックは使用せず。さらに裏側の板を買った。

とりあえず竹が近所にあるのでそれらを詰め込んだ箱を作ることにしました。枠となる材料を100均(セリア)から調達します。枠は檜なので虫よけ効果?があるから適さないかとおもったりしたが、気にせず使用。サイズは縦横30㎝、奥行8㎝。

釘やロープは家にあるので、それ以外を購入。700円でした。

  • 檜の板×4 30㎝×8.5㎝×1㎝
  • スチール金具L字M ×2
  • べニア板 ×1
  • くぎ・ロープ

作るイメージとしては壁にひし形の枠を吊り下げて中に竹を詰め込む。竹は小さいのが適しているので笹っぽいやつを切り出だす。ぶっちゃけ細かいことは気にせず、適当に作る。

L字金具8個使用。竹の奥行は8.5㎝もっと幅が広い方が良かったんだけど。
中身が腐るのがいいが、枠が腐るのは避けたいのでバーナーで焼き目を付けた。ただやってみたかっただけ。
後ろに板を張る。
太すぎる竹は節を手前にして節に穴を空けてみた。カヤなんかはかなり使いやすそう。2cmくらいの枝にはドリルで小さな穴を空けた。
ひたすら切る。

ノコギリとナタ、斧があるとやり易い。レシプロソーとか便利そう。

ノコギリはなるべく目が細かいのが竹に適している。枝を落すのは斧かナタが適している。

吊り下げるための紐をつける。

バグホテル完成

太い丸太にはドリルで穴を掘るつもり。竹の筒の大きいのは中にシュロの葉を詰めている。髭みたいな奴ね。とにかく隙間に小さい枝なども詰めこむ。詰め込みが浅いと中身が出てくる。とにかく詰め込む。
吊り下げた。動かない用複数個所で固定する。

濡れない方がいいので屋根が張り出すような感じにしたいと思った。濡れるとカビが生えやすい。地面からムシが来ると劣化が進みそうなので、吊るした方がいいだろうが何でもムシを呼ぶなら地面に置くのもアリかも。

まとめ

今回は100円ショップの木材を利用してバグホテルを作ってみました。とにかく隙間があれば何かしらの虫が入ってくれるはずです。気になるのが枠の板が幅が8.5㎝と若干せまめだったこと。次つくるなら10cmでやりたい。

しかしながら中身を詰めるのが大変でした。かなりの数をノコギリで切りました。同じ長さにしたほうが綺麗でしょうね。ハチが住んでくれたら嬉しいです。今から寒くなるので他の虫も来るはずです。地面近くにつながっていたらいろんな虫が来そうですが、高さ1mのところに吊るしているので羽があるムシが来るんだろうと予測します。もしかしたらヤモリもくるかも。

バグホテルについては特に呼びたい虫がいない限り正解は無いと思うので、適当に作ってみたらいいでしょう。使う素材も他にも色々使えそうです。1年後どうなってるか。置き場所や作り方によってはカエルやヤモリとかも住み着きそう。ビオトープのそばに置いたら楽しいかも。

来てくれたら嬉しい虫

  • アナバチ
  • クモ類
  • テントウムシ類

使えそうな素材

  • 木の板
  • レンガ・ブロック
  • パイプ
  • ヨシ・ススキ・藁
  • 落ち葉
  • 樹皮

ちなみにバグホテルは完成品も売ってます。

バグホテル完成品

使用した道具

斧が便利でした。枝落すのは鉈より斧の方がいいですね。ドリル等も素材に穴を空けるとき便利です。大きなホテルを作る時は丸太っぽいのに穴をあけると楽。ドリルは3-10mmくらいの太さ。