
去年も屋外屋根アリのところにある60㎝規格水槽を保温材で囲みましたが、今年は更に保温力を高めるために極厚の発泡スチロールで被ってみました。プチプチや段ボールの10倍くらい保温力があるのでな無いでしょうか。なんせ5cm(50mm)の厚みです。この厚みは業務用のプレハブ冷蔵庫と同じ厚さなのです。
過去のプチプチで保温した記事もありますが、雪が降るような地域はぜひともこの最強保温をやってみてください。
ヒータ無しの場合でももちろん良いのですが、ヒーター有りの水槽こそやってほしい。周りが寒すぎてヒーターの設定温まで上がらない場合などにも有効です。
用意する物は5cm厚の発泡スチロール

ホームセンターの断熱材売り場に板状の発泡スチロールが売られています。確か横1m、縦2mで500円くらいでした(今回は数年前に別に加工した余りを使用)。ちなみに、建材用のもっと丈夫な素材も売られていましたが価格が高いのでこれでいいでしょう。
切る時はカッターか断熱材用のナイフを使いますが、どちらにしろ大量のカスがポロポロ出ますので注意してください。カスを出したくない場合は電池式の熱で切断する道具もあります。
今回は、横・背面・床の4面を発泡スチロールで囲いました。サイズは水槽に合わせればいいのですが、問題は固定方法です。

両面テープも試したのですが、保持できませんでした。それで仕方なく、平たいテープでギュッと固めに固定。電化製品の段ボールなどに使われているテープですが、締めこむプラスチック部品が付属しているのでそれをつかいました。発泡スチロールがへこむくらいにすればズレ落ちません。
床は水槽台のフレームの幅より大きめに切り無理やり挟み込みました。
上部と正面は明かりを入れるためにそのままですが、夜だけ上にプチプチをかぶせます。すだれはプチプチを抑えるために使います。


ヒータの省エネになる

ヒーターは金魚用の18度固定タイプ。これだけ保温しても冷え込んだ日は15度くらいが最高。ヒーターの性能は室内用が目安だからこれは仕方ない。
それにしても屋外だと24時間ヒーターが入っているので電気代がかかる。そもそも18度も上がらなくていい。10度くらいでいいのでサーモを使い設定を低めにする。低めにするとほぼ夜しかヒーターをつかう必要がない。フィルターのモーターの熱があるので通常は外気ほど下がらないけど、エアレーションは冷たい空気が水の中にはいるので水温が下がる。冬場は酸素は逃げにくいし、魚の活動も落ちるのでのでエアレーションは止めていい。

サーモスイッチはコンセントのオンオフが温度やタイマーで制御できます。これのいい点はヒーターにもクーラーにも使える点です。時計機能はありませんが、タイマーを上手く設定すれば照明も制御できます。この水槽は日本淡水魚なので10度くらいでまぁいいかなという感じ。これだけ保温すると夜しかオンになりません。
昼間の水温をモニターして、夜もそれに合わせるのもいいと思う。水温差の方が魚を弱らせるから。
冬場の水槽保温のポイント
保温以外に冬の水槽での飼育の注意点を書き出します。
- とにかく何かで被う。夜だけでもいい。
- 保温材は厚いほど効果あり
- エアレーションは水温を下げる
- フィルターのモーターは発熱するので多少のヒーター効果あり
- 外部や上部フィルターも保温できる。
- 最低気温よりも水温差の方が魚にはダメージがある。
- 熱帯魚でなければヒーターの設定を下げてもいい
- 屋外は寒すぎて常にヒーターオンになってしまう
- ヒーターが無い場合、魚は活動量が下がる。エサは少なめ
- ライトや日光もちゃんといれよう
- 5度以下は極端に活動が下がり、昼間でも動かない。
極厚発泡スチロールで冬場の水槽保温やってみよう

要は何かで水槽被えばいいんです。夜だけ保温でもいいですよね。プチプチや段ボールなど。フィルターも保温したらいいでしょう。
10mm厚の発泡スチロールでもだいぶ効果あるでしょうね。100円ショップに売ってます。
魚メーカーもいくつか売っていますね。
今回紹介したアイテム
板状発泡スチロールは通販じゃなくてホームセンターで買いましょう。通販だとか高いです。家にある発泡スチロールの箱などを解体して作るのもいいですね。
もっとしっかりした物で作りたいならカネライトという断熱材がイイですよ。ボロボロにならないし固いです。
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