カヌーで柳川の堀を自由に探検
タナゴの聖地柳川の観光川下りコースは自由にカヌーが漕げます。今回はカヌーでタナゴ稚魚探しに出かけました。前日に弟とお父さんが周遊したところ、タナゴ稚魚がいたとのことなので、小さな網を準備して出艇。
とっても身持ち良い水路です。今回は外堀から途中観光コースに合流してスタート地点まで戻りました。スタート地点は文人の足湯というところ。駐車場と船着き場があります。
世にも珍しい水上売店でお買い物
カヌーに乗りながら売店でソフトクリームやジュース、お餅が買えます。今回は揚げもちを買いました。通常は観光用の船が寄る場所ですが誰でも購入可能です。
亀もいた
大きな親亀が堀のあちこちにいて甲羅干ししています。可愛い子亀を発見。
澱みでタナゴ稚魚捕獲
タナゴ稚魚は見つけるのは簡単ではありませんが、じっくり見る時間さえあればそのうち数匹みつかるはずです。水面より3-5cmくらいのところをチョンチョンと泳いでいます。時には10匹以上群れになっています。この水路群では流れの緩くなったところや、水路の壁の植物の下などにいました。
稚魚を取る網はあまり大きなもの(もちろん大きな網目もダメ)だと、救い上げた時に体への負担が大きくバケツに入れ難いです。小さな網で優しく掬い上げましょう。乱暴にすると背骨が曲がったりして、弱ってすぐ死にます。
今回は5月で時期的にはまだ早く、最盛期は6月の梅雨前までです。ほとんどの水路では梅雨末期の大雨で稚魚は流されて消えます。少しでも早く生まれた稚魚は少し大きくなって水草の影などまで潜ることが可能で、それで今後も生き残る確率が多いのかもと予想。
持ち帰ったので飼育してみようと思います
タナゴの稚魚は背びれに黒斑(星)があるかどうかで少し判別ができます。
九州に生育する星があるタナゴはタイリクバラタナゴ、二ホンバラタナゴ、カゼトゲタナゴ、セボシタビラです。カネヒラはうっすらシミがある程度の黒斑。今回の稚魚が育ってきたら種類を報告しますね。ま、バラタナゴっぽいですけど。前、堀でガサガサした時も捕れました。
星が無いタナゴはアブラボテ、ヤリタナゴ、イチモンジタナゴです。お腹が黄色いのは卵黄で貝から浮出したばかりの稚魚になります。見分けやすい稚魚はアブラボテで星がなく全体的に黒っぽいです。少し大きくなると目が縦長に見えます。
タナゴの稚魚を育てるのは簡単で、水草を浮かべたプラケースで飼います。去年も家で生まれたタナゴはの高確率で問題なく大きくなりました。メダカ用の粉エサを食べます。持ち帰って2日ほどは食べない場合がありますが、そのうち食べます。可能ならブラインシュリンプを沸かしてあげます。早い段階でこれを食べさせると成長が早いです。
イージーブラインは大量に沸かさないならとても便利でお手軽です。邪魔な卵の殻を磁石で分離できます。自分はすべてこれに切れ替えました。
稚魚用の餌は成魚のエサをすり潰しても使えます、古い餌は酸化しているのでなるべく新しいものがイイです。