石倉かごモニタリング
やながわ有明海水族館の館長さんから石倉かごモニタリングのお誘いがあったので、参加しました。館長さんは大学生で副館長は高校生という全国でも珍しい水族館です。
石倉かごというのはあらかじめ捕獲用の網をセットしてその上に石を積み上げて金網で囲った罠になります。積み上げた石が様々な生物の住処になりるので多くの種類を捕獲でき、川の状況がよくわかります。年に数回これを引き上げて、モニタリングしているそうです。きっかけは掘割のウナギを増やそうということではじまっています。なのでウナギがこの罠にかかっていたら嬉しい!というイベント。
陸上に引き上げた石倉カゴの本体がこれです。川ではこの中に大きめの石を詰め込んだ状態で設置されています。水族館の裏に二か所ありました。床はフェルトのような物、網はプラスチックの柔軟で丈夫な網。詳しくは石倉カゴのメーカーのサイトで見れます。
塩ビ管の中に目の細かい網がセットされています。かごを引き上げる前に、この網を全体にかぶせ中の石をどかしていくとこの網だけが残り、その中に沢山の生物がいるわけです。
石をどかすとこんな感じで植物くずばかりなんですが、たくさんの生物がいました。特に多かったのが手長エビでした。カニも多かったです。タニシも大量でした。ヤゴなどの水生昆虫ももちろんいました。
魚はハゼ類。そしてウナギ。
お目当てのウナギも入っていました。実際見ると可愛いとしか感想が出てこない。そのくらい可愛かったです。15㎝以下のウナギは捕獲するには特別な許可が必要ですので、通常ならその場でリリースすることになります。今回は許可があるそうです。
引き上げて獲れた生物を分類してバケツに入れていきました。調査後は水族館の二階で副館長や先生方から話を聞きました。その後さらに副館長が投網を投げてくれるとのことで、移動してフナなどを網でとりました。水族館の館長と副館長が若いのでお兄ちゃんみたいに感じて小さい子も親しみがもてるようで気軽に楽しんでいました。
終了後に二ッ川へGO
観察会の終了後に掘割の上流にあたる二ッ川へ行きました。自作の毛バリとテンカラ竿でテンカラ釣りをしたかったからです。二ッ川にはオイカワがたくさん泳いでいるので毛バリにピッタリと思ったから。
しかーし。自作毛ばり君には全く反応なし。本当に1mm単位も反応がありませんでした。仕方なく、タナゴ釣りに切り替えて釣りました。アブラボテ、オイカワ、イトモロコが釣れました。
弟は水深が浅くきれいな川だったんので水遊び開始。次々と二枚貝の殻を探して集めていました。大型の葉ドブガイです。イシガイではなくマツカサガイが多かった。もちろん、生きているドブガイもいました。相変わらずデカい。家で飼育したいという気も多少ありますが、水槽ではエサ不足で死なせる確率が非常に高いので飼わない方が無難です。
それからこの時期の二ッ川はセキショウモの新芽がとてもきれいでたくさん茂っていました。家の水槽のセキショウモも最近はランナーをこれでもかと伸ばしどんどん伸びています。少し水温が下がった方が元気なのでしょうね。
スッポンも捕まえました。小さくてかわいい。
ウルトラライトのルアー竿で1gスプーンを投げてみましたが、中サイズのオイカワはアタリはあるものの針がかりせず釣れませんでした。カワムツだったら釣れたと思うんですが、オイカワの場合何か工夫が必要と思いました。
まとめ、やながわ有明海水族館のインスタ
有明海水族館のモニタリングには魚好きが集まっていたので楽しめました。定期的にこういうイベントを開いてほしいと思いました。みんなでガサガサとかやってみたい。