3月、福岡県のカスミサンショウウオ
2025年の生き物探索を振り返ってみよう。

去年、幼生だけ確認していた池でカスミサンショウウオの成体を確認。九州の止水系の小型サンショウウオといえば本種。
しかしながら雑木林の水たまりのようなところで周辺には不法投棄されたゴミが目立つっていました。ともかく、成体が確認できて良かったですけど、周辺の森の森とも分断されているされている心配な場所。
4月 山口県のヤマグチサンショウウオ


山口県のヤマグチサンショウウオはいわゆる以前はカスミサンショウウオだった種。見た目も普通にカスミサンショウウオに見えます。住む場所も止水やその周辺の林なので生態もほぼ同じ。卵嚢と成体が同じ場所で発見できて良かった。3-4月あたりだとこのように両方見れる確率が高いのでサンショウウオ好きには楽しみな時期。
4月 福岡県のチクシサンショウウオ


去年チクシブチの成体を見つけた近くの別の沢が楽園。沢を遡るごとに次々と発見してとっても興奮した。これだけ密度があれば産卵の瞬間とか見えるのかもと思ったけど、卵塊も発見できず。岩の下なのかな。岩はめくらなかったので。
7月にふたたびこの沢に行くとたくさんの幼生を発見。しかししかし、この沢の入り口は砂防ダムですぐに塞がれ、その下は落差50mほどのダストシュート状態。下流に落ちてもまた上がってくれる環境が健全なんでしょうけども、非常に厳しい状態。本当の意味での楽園ではないのが残念。
GW ベッコウサンショウウオ


GW付近に意を決して脊梁の方までベッコウサンショウウオを探しに行きました。日本一綺麗なサンショウウオとは両生類好きの聖書?日本産有尾類総説 (1943年)に書かれているんだそうです。
探しに行くにあたり、場所の選定はひたすらグーグルマップと国土地理院地図との睨めっこ。5カ所ほどあたりを付けて二か所に入ったらどちらでもベッコウが確認できました。黒字に黄色の模様は憧れでした。見つけたのは黄色少なめでしたけど、黄色が多い個体も図鑑には載っておりそれはまるで別の種みたいな感じ。成体は1個体でしたが、とにかく確認できたのが嬉しかったです。というのも、なんか伝説のサンショウウオみたいな感じだから空振りの確率も覚悟していましたから。結果的には沢山の越冬幼生を見れたので大満足でした。
5月の熊本県、セボシタビラ

セボシタビラは国内希少種で捕獲が出来ないのでカメラを沈めて撮影しました。この場所は数年前からセボシを見ている所でしたが、まともな写真を撮って無かったのでチャレンジしました。川の上から見ると鰭の白いのがちらちら見えるのでセボシとわかります。遊泳力がありビュンビュン泳いでいました。

セボシとは別の場所ですがパックラフトも持ち込んでいたのでドローンで撮影。魚と水草が豊富な九州を代表する淡水魚スポット。ただし、ウォーターレタスやブラックバスなどの外来種問題も多いので考えさせられる。
6月の無人島 ヨウジウオ


夏休み直前にミー君と無人島行ってきました。タンデムタイプのパックラフトを利用して自分の船で到着。
網も釣り竿も無かったけど、ヨウジウオを手づかみゲット。何ヨウジだったのかな。緑色っぽい個体でした。やっぱり無人島キャンプは楽しい。泊まれそうな無人島を探すのも楽しい。
7月の ヒキガエル

地区支部との幼生探しの時に終点の滝で見つけたヒキガエル。福岡ではヒキガエルは珍しいのでびっくりした。ヒキガエルのお気に入りの場所なんだろう。
8月後半のイドミミズハゼとタネハゼ




8月は宮崎へ生き物探し&キャンプ。この川でキャンプするのは5回目。
二か所の干潟に行って海と河口で舟をこいだ。第一目標のイドミミズハゼが撮れたのは超ラッキー。タネハゼも可愛かった。
夕食後にテナガエビ捕りに出発。8月も後半の為か以前より数が少なかった。家へのお土産に持ってかえる。
次の日泳ぐ予定だったけど雨で泳げず。今思えば雨でもガサガサすればよかったかも。

9月の池

山の池で見たオグラコウホネ。本当は栗を拾いに行ったんだけど、時期が早くほとんど獲れず
10月の川キャンプ


川でキャンプして天然アユを焼く。
11月のビオトープ

7月に作ったビオトープ。枯れてきた。
以下順不同













2026の目標
九州のサンショウオで見たことない種類を見てみたい。
- オオイタサンショウウオ
- ソボサンショウウオ
- オオスミサンショウウオ
- ツシマサンショウウオ
- タゴサンショウウオ
まずはオオイタを見に行きたい。いそうなマップで場所を探している。これが楽しいのだ。



