川で流木拾い
水槽レイアウト用の流木って結構高額なんですよね。そしてカッコいい流木ほど高いんです。
なぜ高いかというと、形を見て値段を決められたり、輸入品だったり、人の加工が入っていたり、あく抜き処理がされていたりするから。
時には大きさの割に安い流木もありますが、触るだけでボロボロ崩れてきたり、形がただの枝みたいなやつとかなんです。ホームセンターの大きめの流木はそういうのが多い。
チャンとレイアウトに使えそうなので60㎝規格水槽でそれらなりに使えそうな流木を買うとなると3000円以上はかかります。むしろ3000円でカッコイイのが買えたら幸運です。
今回は川で拾っていますが、海でも拾えます。
打ち上げられているのより、水中の木がおススメ
流木は川で拾いますが、打ち上げられた流木ではなく水中に沈んでいるのを探しましょう。打ち上げられた流木はアクが抜けて白く変色している場合が多く、長年の浮遊で中身が抜けてスケスケで浮きやすい流木になっています。
時々形が良い物もアリ、レイアウトに良さそうですがほとんどの場合浮いてしまうので使い難いです。沈めるテクニックもあるのですが、実際に拾って軽いな!って印象の木はほぼ水槽では使えません。
アクが抜けているので焚き火用にはいいのでキャンプで燃やしてください。
流木を川へ拾いに行こう!
さてさて、流木を拾うと決めてもいざどこで拾うから難しいです。
池や湖でもいいのですが、水中に沈んだ木を探すので水深があるで適しません。
脛くらいの水深の川の河原がお勧めです。そして川がカーブしていてその内側で砂浜のようなところがある所。時期的には梅雨の大水の後が打率が高いです。
打ち上げた流木ではなく、水中に沈んだ流木を探しました。すでに沈んでいるのはアクも出にくく、水槽に入れてもすぐ沈むからです。
持ち帰ってからの処理
持ち帰っての処理
- 流木を綺麗にする。ブラシだけでは落ちない。ドライバー等を使い隙間もガリガリやる。
- 水に数日漬ける。アクを抜くため。
- アクが抜けきったら水槽に投入
貝や寄生虫などが流木についているのでひたすら綺麗にします。ワイヤーブラシで削るのもいいでしょう。心配な人はピューラックスで漂白してください。
実際に水槽に入れてみた
形的には単純な流木。売っている流木みたいにカッコいいのはなかなか落ちていません。
というか、ほとんど落ちていないでしょう。こういう流木が拾えただけでも当たりです。
下に石を挟んで、流木の下にスペースを作り隠れ家としました。
水槽に入れて数日経ちましたが、色や泡も無くとりあえずはokのようです。この水槽は水温差が少なるように5cm厚み保温材で囲っているから鑑賞面はイマイチなんですよね。
流木のデメリットとして徐々に水が茶色に濁ります。他にもに水にも各種不純物が流れ出して、入れていない水槽よりも汚れやすくなります。これらを改善するには活性炭やゼオライトが有効です。ブラックホールという活性炭は評判通り性能が高いですが、アクアリウム用として売っているのならどれも効果はあります。ただ、消臭とかキャンプ用の木炭は何の意味もありません。活性化しておらず、タダの炭です。
流木を飼うのもおススメ!
ショップでカッコよい気に入った流木があったら飼うのも悪くありません。というのも、同じものは二度と出会えないから。金額の目安としては60㎝規格水槽なら3000-4000円くらい。ネット通販はアタリハズレがあるのでお勧め度は低いです。
大手メーカーの流木でもでも朽ちてボロボロでゴミが出やすかったり、沈みがたかったりします。また、安いのはとても小さいですし、画像では大きさがわかりずらい。流木は実物を見て買いたいところ。
他にもメルカリやヤフオクという手もありますが、最低でもあく抜き済みを買いましょう。時々適当に川で拾った気も売られていますが、スカスカで沈ませるのにオモリをビス止めしなかやならないくらいのスカスカが届く可能性もあります。