川や山から石をアクアリウム用として拾って水槽で飼育!しよう!

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石

石は買う派?拾う派?我が家は基本拾いますが、石を買ったこともあります。
本格的なレイアウトするならドカッと箱で買いたいのが正直なところ。でも自然の石を飼うのも楽しいからおすすめです。

みーくん
みーくん

石拾い担当のみーくんです。

いい石があったら拾ってます。
砂金も拾いたい。

お魚ガチが書きました
歩き方

自然大好き一家で自然保護協会家族会員。自然観察指導員 。熱帯魚はベタ、日本淡水魚はタナゴその他を20本以上の水槽で飼育中。
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石は拾うより買った方が良い?

ショップの石売り場

石組レイアウトってカッコいいですよね。アクアリウムショップにも石が売っています。雑誌やレイアウトコンテストなどでも定番の石というのがあります。

例えば、木化石、龍王石、黄虎石、熔岩石などです。バラ売りもされていますが、通常複数を組み合わせてレイアウトするので箱で売られています。60㎝規格用だと1箱で5000円程度が目安です。

実体験からすると、レイアウト重視で新しく立ち上げる場合は石は買った方がおススメです。なぜなら、カッコいい石をフィールドで探すのは運の要素が大きく惨敗することがほとんどだから。
しかし、我が家では石を購入といえば、カップ入りの小さいのしか買ったことないんですよー。といのも、ガッツリレイアウトとか水草水槽を作ったことはないですから。飼育は生体がメインなんで。

ショップの箱入り石
60㎝水槽用の石が箱で売られている。本格的なレイアウトをしたい人には購入もおすすめ
熔岩石。産地がいろいろある。

タナカカツキ「水草水槽のせかい」にも、河原や山奥まで石を拾いに行って数個持ち帰ったけど、ショップで売っている石をと比べたら雲泥の差。こんなカッコいい石どうやって見つけるの?石は減るものじゃなくて一生ものだから店で買いましょう!という内容があります。

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では石を拾ってこよう

川 石
綺麗な川。石が沢山。

毎週どこかしらの川に行っているのですが、よほど山の方の川に行かない限り石を拾ってくることは稀です。というのも、中流や下流は丸く削れた石が多く、まぁ「どこにでもある石」という雰囲気だから。丸石ばかり集めてレイアウトするのも見たことがあり新鮮でしたが、丸石を使うにしても上流や渓流の方が綺麗なのが多いのです。

注意点として国定公園や国立公園、私有地、施設内などでは石は拾わないでください。特に国定公園などは石ひとつでも犯罪になる可能性があります。
制限の無い川でも、常識の範囲内で持ち帰ってくださいね。

自然で拾うのもアリ。
茶ゴケ(珪藻)が付いた川の中の石。コケや生物が付着しているので普通は選ばない

拾うならわざわざ川の中に入る必要はないので、河原で乾いている石からめぼしいものを適当に拾い集めて、帰る時に選別すればok。川の中の石はコケや生物が付着しているので、基本避けます。

水槽内でレイアウトするときは、複数の石を使うので色味などが同じものを集めるのがお勧めです。あとでもう少し欲しいと思っても系統が違うと合わないのでまた同じ場所まで拾いに行く羽目になってしまいます。石を削ったり、磨くのが好きな人は加工前提で拾うのもアリ。

どのような石を組み合わせて拾うかというと、メインとなるような存在感のある石を一つ選び、その周りに添える石を3個程度って感じです。主石と副石という水槽レイアウトでは定番の方法。

持ち帰る際は汚れが付着した物は現地の川で洗いましょう。

石
青い石。どうしても角が削れたのが多い。これらは数年前に拾ってきたけど、使って無い石。もし捨てる時は、綺麗にして元の川に戻します。
適当に拾った白い石。石灰岩じゃなく石英。
沢にはモスが活着済みの石なども落ちている。

ウィローモス、サムライモス(シマフクロハイゴケ)等のいわゆるコケが自然に活着した石は探せば結構あります。
これらを持ち帰るのも勿論アリ!
水槽でももちろん使えますし、コケリウムが好きな人は山では興奮します。モスは特にゴミや虫がついているので現地でよく洗いましょう。

九州では九重や屋久島など素晴らしいコケと石の世界が天然で広がっている場所もありますが、そういったもうそれだけで芸術となっているようなエリアからの持ち帰りは止めましょう。コアな部分からではなく、端っこのほうから常識的な範囲を持ち帰るようにします。法律で禁止されているエリアはもちろん駄目ですよ(九重や屋久島は国立公園)。

思い出の川から少しだけ石を持ち帰るのもアリ。

石を拾ってくるときの注意点

石は水槽に入れるとカルシウム分が溶けだして硬度が上がります。特に石灰岩などはサンゴが化石化した石なので効果が顕著です。コンクリート片も同じです。

その他、極端に脆い石もやめた方が無難。崩れる際に成分が溶けだしますし、水槽内に不純物が増えます。さらには川砂を床材として水槽に入れるのはやめた方がイイです。不純物があまりにも多すぎます。床材の砂はおとなしく買いましょう。

熔岩石の場合、火山性ガスが良しに含まれている場合もあります。しばらく、屋外の水につけて様子を見ましょう。

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実際の水槽の様子

25㎝キューブ
川で拾った特徴的な石を入れた水槽。石英の中に他の石が入っている。削れてそれらが露出。
川で拾った青い石。なんて石の種類だろう。白い模様が貫入している。
個の石も全部拾ったの。崖をイメージ。床材は大磯砂。
30㎝キューブ
白い石は穴が開いていて、小さな水晶の洞窟みたいになっている。だけど、細かいところは水槽に入れるとほどんど見えない。加工してエビが隠れる穴とか開けるのもいいアイデア。

石を水槽に入れる時の注意点

ブラシと石
これは水槽内で産み付けられた石巻貝の卵。ブラシでも落ちない。

水槽に石を入れる前には念入りにブラシで汚れを落とします。使えるなら金属ブラシで擦ると強力です。理由は生物や植物を持ち込まないためです。水洗いも念入りにします。心配な人は煮沸消毒しましょう。鍋で煮るだけです。石を売っている業者で洗浄していないところは煮沸消毒を勧めています。寄生虫や病気の可能性まで考えたら、その方が安心ではあります。

前述したように、石を入れると水の硬度が上がるばあいがあります。phも変わります。硬度は計測しにくいですが、PHは精度はともかく検査は簡単なので大量にれる時は測った方が安心でしょう。
とくに、名前や性質のわからない石を入れるのは心配です。石を入れる時は水量の5%程度にしておくのが無難です。水槽内を占拠するような大きな石がもし水質に影響したら魚が死んでしまう可能性も出てきます。5%程度の容量なら急激に水質が変わることは無いはずです。小型水槽だと水質が変わりやすいんので注意が必要かもしれません。

こういった理由からも石をショップで買うとそれなりに安心ってことですね。ショップの石が影響する可能性もあるけども、売っている石は基本的には水槽レイアウトで実績のある石です。

売っている石のリスト

日本でレイアウト用に売られてる石は種類が決まっています。ADAという御用達の有名メーカーが扱っている種類の石が定番品。メーカーや産地で微妙に違いますが、ほぼ見た目は同じ系統がです。

石は重いのでアマゾンでは段ボール入りがあまり売っていません。主石となるような大きな石は実店舗でバラ売りで買うのもいいですね。段ボール入りなら様々な大きさの石が詰められているADAのを買うのが安心じゃないかな。

石材 | ADA - PRODUCT - レイアウト素材
ADAは水槽や照明・CO2添加器具などの製品をデザイン・開発し、水草が茂り、熱帯魚が泳ぐネイチャーアクアリウムを提唱しています。
  • 木化石
  • 山谷石
  • 龍王石 、昇龍石
  • 万天石
  • 雲山石
  • 黄虎石 気孔石
  • 赤玉石
  • 熔岩石

石は同じ形は世界に二つとない

思い出の石を飼う?実際の生育環境を再現するのも良いアイデア
石。メロンパンみたいな石。別角度だと水晶クラスタの割れ目もある。

イッツ、オリジナル。

石拾いも石を買うのも、水槽レイアウトの楽しみの一つです。

ぜひぜひ、石拾いも石の購入も楽しんでください。石は消費しないから一生ものですよ!

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