金魚が転覆病になってしまった
ニュースになるほど気温差が大きかった12月のある朝。
我が家のアイドルのキャリコ琉金が転覆病に。明らかに異常で常に逆立ち状態。この気温差ヤバいなぁと、思って多少予想していたのですぐさまヒーターを入れました。
結果的にはヒーターで1日後には、半回復、2日後には全回復しました。
転覆病の原因は水温で間違いない
金魚の転覆病の原因は、水温、餌、遺伝性の病気、消化不良などと言われていますが、原因は水温の低下である可能性がとても高いです。
金魚の養殖業者の人が雑誌アクアライフの対談で転覆の原因はいろいろあげられるけど、水温の低下で間違いないというのは常識と言われていました。
今回発症したのは、一日の気温差がとても大きなタイミング。最高気温23度から最低気温5度まで急激に気候が変わったタイミングでしたので、水温の低下にズバリ当てはまりした。
家の中で飼育しているの最高と最低気温がそのあま当てはまるとは思いませんが、水温差は10度以上は確実にあったはずです。いろいろ原因はあるにしても、発症のきっかけは水温の低下。それに対応できない金魚が転覆病を発症させてしまうということで間違いないでしょう。
転覆病の原因は水温の低下である。
ヒーター入れれば治るはず。1日3度のペースで加温。
水温を測定すると9.5℃でしたので、汎用サーモを使い12度を上限に加温しました。一気に水温を上げるのも金魚の負担になるので1日に3度くらいが妥当でしょう。
とわいえ、一般的なヒーターは温度固定なので金魚用でも18度m、熱帯魚用で28℃まで上がってしまいます。もちろん、自由に温度を管理できるヒーターがあればそれが一番ですが、温度固定のヒーターでも汎用サーモがあれば0.1度単位で調整できるのでそれを使いました。
使用したのは金魚用の18度固定ヒーターと、アマゾンでかった汎用コントローラーです。温度や時間で電化製品のオンオフが可能なのでヒーターにもクーラーにも使えます。水槽用品以外にも使える便利なアイテムです。
電気代の節約にも使えます。水槽を維持している人は一つ持っていて損はしないです。
加温1日後には既に改善
1日後にはこの金魚の定位置の水槽前側左にいました。しばらく観察すると、ほぼ正常に泳いでいましたが、若干泳ぎ方を見るとお尻の方が浮き上がる感じあかぁという感じ。
完全回復までもう少しという印象だったので、サーモは12度から13度に変更。
エサは与えていません。
2日後には水温が9度から13度に上がったことで完全回復
水温が上がったことで、いつもの定位置にいました。自然に泳ぎ回っていたので完全回復と言えるでしょう。
2日後には水温を9度から12-13度の範囲まで上げたことで正常に泳げるようになりました。ヒーターを入れて水温を上げれば転覆病が治ることが今回のケースでは実証出来ました。餌切りしたことで回復した可能性もあります。
なぜ水温が下がると転覆病になるのか?
転覆病のきっかけとなる原因は水温の低下で間違いありません。
水温が低下した場合は浮袋(前後に二つある)や平衡感覚の調整などが必要ですが、変化に対応できずに逆立ち状態となっていたわけです。
金魚の腸の状態や、体形、種類なども関係しています。水温が下がると消化機能が落ちることも要因の一つ。普段から未消化の糞をする金魚は要注意です。
特に丸っこい金魚は転覆しやすいことが知られています。和金などのフナっぽい金魚ではほぼ起こらないでしょう。
今回の金魚の場合、水槽が広くなり急激に体が大きくなっていたので、それも原因の一つと思います。
まとめ
金魚が転覆病になった場合は、なるべく早くヒーターを入れて水温差の少ない環境にしてあげてください。
その際は状況を見て少しず設定水温を上げましょう。ヒーターを入れれば水温はもちろん上がりますが、水温差も発生しないようになるので金魚が楽になります。少しずつ上げる場合は、サーモ付きのヒーター、もしくは汎用の温度計付きコントローラーを使います。
水温は高くて18度くらいで十分でしょう。温度の数値より水温差のない環境にすればそのうち改善するはずです。エサは数日間切りましょう。この水槽は元々無加温で飼育するつもりでしたが、13度設置で春まで維持しようと思っています。電気代も高いですし。
気になるなら浮上性の餌でなく、沈下性の餌に切り替えてもいいかもしれません。浮上性のエサも原因の一つと考える人もいます。
その他の転覆病改善
腸内環境を整えて転覆病を改善する薬もあります。