我が家ではベタをのべ50匹以上飼育しています。この記事では、ベタ飼育のフィルター有無それぞれでの水換えについて記載しています。
飼育方法も小型水槽から中型、単独、混泳、フィルター無しもアリもいろいろ試しています。水換えの頻度など参考にしてください。
この記事ではフィルター無し全換えを2リットル、フィルターありを3リットルから10リットルを目安としています。
ベタの水換えは飼育方法で違います
ベタの飼育方法は主2種類あります。
一つは、ベタ特有の小さい水槽で飼う方法、もう一つはフィルターを使い普通の熱帯魚として飼う方法。
この二種類の飼育方法はそれぞれ利点と欠点がありますが、当然ながら水換え方法が違ってきます。
お勧めの飼育方法は後者のフィルターを使って飼育する方法ですが、それぞれの水換えのやり方を説明しますね。
小さい水槽で水全換えのやり方
小さい水槽での全換えのやり方ですが、雑誌アクアライフを参考に自分の経験もふまえて記載します。
アクアライフの正しいベタの水換えという記事は、ショップの方が説明していますが小さい水槽での全換えの方法です。
それによると、水全換えが基本、頻度は2-4日に1回、長くても4日に1回全水換えする、水温はシッカリ合わせてカルキを抜いた水道水を使う、水槽はシッカリ磨いてきれいにする、と解説されています。
水換え方法はいろいろ試したそうですが、一番よかったのが全換えだそうです。小型水槽にはフィルターを付けないのでバクテリアは存在しないから全水換えが良いとの理屈。
さらに日本の水道水はベタが育てられているタイと同じ中性であるからカルキを抜くだけで良いとのこと。
ショーベタはヒレの美しさや発色が特徴だけども、マメに水を替えた方が良い結果が出るらしい。
※ベタのすべて という本はベタは3リットル以上でフィルター無しで水換え頻度は全替えで週に一回と記載されています。
もう迷わない水換えの頻度 フィルター無し
- 3リットル以下 2-4日 全換え
- 3リットル以上 糞を毎日スポイド掃除 7日-14日 全換え
- 老齢の場合はブラックウォーター&塩0.2-0.3%飼育で1/2水換え、糞掃除
- 代え水の用意水温を合わせた準備をする
温度計で合わせる。給湯器の水を使っても良い。手の感覚を使うか、温度計。
- ベタを取り出すベタを小さな容器に古い飼育水ごと隔離
ザルとセットになった小さなボールを使うのも良い。飛び出しには注意。500mlくらいの大きさ。
- 水槽を洗う水槽を洗う
水を捨てて、ガラスの内側をスポンジで洗う。洗面所でやればいい。ヒーターはコンセントを抜いておく。
- 水槽に水を張る水温を合わせた新水を水槽に入れる
- ベタ投入ベタを水槽に投入
優しく手で入れるか、ザルを使う。ベタだけ。
フィルター無しベタ水槽のやり方のポイント
- 頻度は2-4日
- 水は全換え
- カルキを抜き水温を合わせた水を使う(厳密に水温は合わせたい)
- ベタを一時的に隔離して、新しい水にベタだけ投入
- 老齢の場合は水換えの負担が小さくなるように、1/2水換えと糞掃除で静かに維持する
フィルターを使用したベタ水槽の水換え方法
フィルターを使ったベタ水槽やレイアウトをしたベタ水槽の場合、水の全換えではなく部分水換えを行います。ベタは単独飼育と仮定すると水換えの頻度は2週間に1回がベスト。もちろんベタの大きさや水量にもよりますが、3リットル以上なら2週間に1回で大丈夫です。水量やフィルターの余裕があるなら、例えば10リットル以上で外掛けなどの場合は1カ月に1回でも良いでしょう。
水換えの量は1/2-2/3と半分以上の水換えをお勧めします。水量が少ないので半分以上代えた方がイイです。
また、ベアタンクなら時々は全水換えでもよいです。一応、フィルターのバクテリアをあてにはしているので水換えと同時にはフィルター掃除はしないでください。フィルター掃除は水換えとずらして2週間ごとで良いでしょう。つまり、毎週日曜日にフィルター掃除、水換え、フィルター掃除、水換えという感じです。
全換えの場合は、上の書いている所を参照。ベタを隔離します。
もう迷わないフィルターありの水換え頻度
- 3リットル以上 2週間に一度の1/2-2/3水換え 月に一回水槽掃除と全量水換え
- 床材がある場合は全量ではなく、1/2-2/3の水換えで維持する
- フィルター掃除は水換えと違う週に行う
- 老齢の場合はブラックウォーターと塩投入で月に1回1/2の水換えで行う。糞がある場合はスポイドで吸いとる。
- 新水の準備水温を完璧に合わせた水を準備する
水は水槽の半分以上の水を準備。水槽のコケがある場合は落とす。
- 水を抜く水を抜く(要バケツ)
レイアウトが無ければ、洗面所で水槽を傾けて半分抜く(ベタは逃げないように手を添える)。
レイアウトがある場合は小さい計量カップなどを使うか、水作の水換えホースを使う。 - 水を入れる水温を合わせた水を投入する
終わり。
掃除しやすいレイアウト水槽
普通なら床材はぜひ入れたいところですが、ベタ飼育の場合水の全替えがしにくいという欠点があります。床材をひかなくても水草や流木を楽しむことも可能です。
- 流木は取り除くのが簡単で掃除の邪魔にならない
- 水草は活着させることで取り外し可能
- 浮草は掃除の邪魔にならない。通常の水草を浮かべるだけでもいい
- イシマキガイ、オトシンクルス、ヤマトヌマエビはコケ取り要因として入れることも可能。オトシンは「ベタのすべて」でもおススメされているが、ベタより先に死んでしまう。
塩やブラックウォーターなどを使っている場合
塩やブラックウォーターの場合、新水に混ぜてから水槽に入れた方が手間が少ないです。でも、水換え後に追加してもほとんど問題ないでしょう。
ちなみに、通常飼育なら塩は0.2-0.3%で十分です。5リットルに10g-15g程度の塩です。
便利な道具
カルキ抜きは何でもいいですが、ベタは水量が少ないのでどうせ使うならヒレの保護成分などが入ったカルキ抜き材がgood。
水温計はデジタルの棒タイプが使いやすいけど、小型水槽だと測定部がはみ出して使えないので小さなアナログもつかいやすい。
ベタを移動させるときは水ごと掬う用品がヒレにも優しいのですが、自分は手でつかんで移動させてます。小さいザル付きボールを使うと手も使わずに移動させられます。100円ショップで探しましょう。
ベタの水換えについてまとめ
ベタ水槽の水換えについて記載しました。
ベタ水槽の水換えは水量が少ないので洗面所で完結出来たりするので楽です。砂利クリーナーなどの道具が無くてもokです。というか、水量が少なすぎて使えません。
自分は水換えは結構好きなので、割と楽しみです。
上手く買えばフィルター無しでもワイルドベタは4年近く生きました。改良ベタはやはり寿命は短くなりがちで3年行くのは難しいです。感覚的には2倍くらい寿命が違う気がします。