カスミサンショウウオとは?

カスミサンショウウオとは九州に生育する止水系の小型サンショウウオになります。
沖縄の除くすべての九州各県に生育している九州を代表するサンショウウオです。森の近くの小さな池(魚やザリガニがいない)に卵を産んで幼生も池で育ち、成体は森の中で育ちます。渓流ではなく池で育つので止水系と言われます。このような森と池の環境は近年急速に失われており、いざ探そうとしてもなかなか場所がなくなっています。
個体数は少なく環境省レッドリスト2020:絶滅危惧II類に指定されており、販売や譲渡が禁止されています。捕獲や飼育は一応可能となっています。
以下が福岡県の生育地となっています。福岡県レッドデータブックより。
| 北九州市門司区,北九州市若松区,北九州市戸畑区,北九州市小倉北区,北九州市小倉南区,北九州市八幡東区,北九州市八幡西区,福岡市西区,大牟田市,久留米市,直方市,飯塚市,田川市,行橋市,中間市,宗像市,太宰府市,古賀市,福津市,宮若市,嘉麻市,糸島市,篠栗町,新宮町,久山町,芦屋町,水巻町,岡垣町,遠賀町,小竹町,鞍手町,桂川町,東峰村,添田町,糸田町,川崎町,大任町,赤村,福智町,みやこ町 |
※鹿児島県では捕獲飼育も禁止されています。
福岡県内の生息地へ
今年もカスミサンショウウオを見つけるべく出発。時期は2月中旬なので産卵が始まっていてもおかしくありません。
まず、僅かに残る森の近くの水たまり。日没ですぐに暗くなりました。ヤマアカガエルの卵は沢山ありましたが、サンショウオの卵塊は見つからず。少し周辺も成体を探したのですがいませんでした。
というかイノシシのヌタ場(泥浴びをする場所)となって荒れていました・・・。ショック。




カスミサンショウウオ三個体に遭遇
すっかり暗くなって次のスポットへ。水たまりをのぞくと二個体発見。すぐ落ち葉に隠れたけど、また出てきたので手で取りました。もう一個体は別の水たまりの石の下にいました。



無事にカスミサンショウウオを三個体発見。簡単に見つかったので水の中や周辺にはもっといる雰囲気です。ふにゃっとして可愛い。
夜の方が見つけやすいとは思います。
福岡だとカスミは2月中旬以降から産卵って感じででしょうね。この小さな池も3月になればもっと卵は増えるはずです。
それにしてもやっぱり小さな池なので、この場所とサンショウウオが今後も変わらず残っていくかかなり不安・・・。成熟個体は貴重なのでもちろん観察と撮影のみです。
福岡のカスミサンショウウオ、本当に珍しいというか、とにかく産卵場所が場所が無い感んじ。ビオトープとかあればサンショウウオも嬉しいはず。
ちなみに自分が作ったビオトープは周辺に森が全くないし、山とも離れているのでサンショウウどころかイモリもこない。

夜にサンショウウオを狙ってた?
二カ所目の池の水源の岩の上にフクロウがいました。気づかずに1mくらいまで接近してしまい、見つけた時にびっくりして大声上げて今いました。水を飲みに来た小鳥をねらっているのかもしれませんが、もしかしてサンショウオを食べるの?サンショウウオがフクロウに狙われたらひとたまりもありませんね。
一ヵ所目の池はイノシシのヌタ場となっていて水たまりがぐちゃぐちゃでした。イノシシもサンショウウオ食べるらしいから動きの遅い動物にとってはとても怖い存在にちがいありません。

































