ヒーターは大別して温度固定式と可変式があります。他にも大型水槽に向いた別売りのサーモスタットとヒーター本体を組み合わせた方式があります。
価格は固定式が安いのですが、温度が変えられません。主に日本淡水魚用の18度設定か、熱帯魚の26・27度設定が多いです。安定した水槽ならこれ一つでも問題ないのですが、電気代が気になって少し温度を下げたり、隔離薬浴水槽で徐々に上げたいときなどは固定式では対応できません。
我が家にはヒーターは各社10個以上稼働中。各メーカーの一言レビュー、GEXは急に壊れる(2年保証は安心)、エヴァリスは水温低めになるからワンサイズ上を、ニッソーはトラブル知らず、テトラは夜にヒーターランプを魚がつんつんする、ってな感じです。
どこがお勧めってことですが、ずばり欲しいサイズで一番安いのを買えばいいです。ここに紹介するヒーターはどれも間違いありません。GEXは2年保証で安心感はあります。取扱店舗も多く、保証が使いやすい環境です。
間違っても、妙な中国製ヒーター買わないようにね。
温度設定ができるってエライ
我が家では初めて白点病が蔓延した時、手持ちのヒーターでは30度以上に上げたくてもできずに温度が変えられる可変式ヒーターを買いなおしました。特に大きいヒーターほど可変式がいい。いや、小さいヒータも。初めて買うヒーターは可変式がおススメ。
可変式ヒーター30w 5-10リットル 水槽は30cm規格以下
可変式ヒーター75w・80w 26リットル以下 40cm規格水槽以下
可変式ヒーター100w 40リットル以下 45cm規格水槽以下
変式ヒーター120w 48リットル以下 45cm規格水槽以下
可変式ヒーター150w・160w 60リットル以下 60cm規格水槽以下
以下、それ以上の可変式ヒーター
別のサーモスタット方式
サーモスタットというのは水温センサーでオンオフを切り替える商品です。これにヒーター単体を接続して使用します。
通常ではサーモスタットとヒーターの二つを買うと一体型よりも高くなります。しかし、製品の寿命は長くなり、しかももし壊れた場合はどちらかを買うだけで安く済みます。普通ならヒーターの方が先に壊れるはずです。
では、一体型とサーモスタット別のどちらを買うべきかということですが、60㎝未満ならこの記事で紹介してきた一体型が良いです。なぜなら、商品数が多くタイミングのよっては安く買えるからです。
それ以上の横幅90㎝以上ならサーモスタット駆動を検討してみて下ください。
ヒーターの電気代の目安
仮に一回り大きいWサイズのヒーターを入れても、消費電力が大きくなる代わりに稼働時間が少なくなるので電気代はほとんど変わりません。小さなサイズほど非力なのでワンサイズ上の方がいいかも。
水槽サイズ | 実際の水量 水面3cm | ヒーター消費電力 | 月間平均 | 冬の月間電気代 | 年間の電気代 |
20㎝キューブ | 6L | 20W | 252円 | 454円 | 3024円 |
30cm横長 | 11.8L | 50w | 631円 | 1135円 | 7569円 |
30㎝キューブ水槽 | 22.3L | 80W | 1009円 | 1817円 | 12111円 |
60㎝ 規格水槽 | 55L | 160W | 2018円 | 3633円 | 24219円 |
90㎝(90*45*45) | 155L | 200w | 2523円 | 4541円 | 30276円 |
120㎝ | 204L | 300w | 3785円 | 6812円 | 45417円 |
※電気料金30.5円、再エネ賦課金3.45円、燃料調整費8.1円
※ヒーター稼働時間は夏2時間、春秋10、冬18時間
温度調整ヒーターのQ&A
- Q水温が設定温度まで上がらないのだけど?
- A
冬場寒すぎて周辺気温が15度以下になると設定まで上がりません。ヒーター目安は15度以上の部屋で使うことを想定されています。
- Q水温計と温度が違う。
- A
水温計もヒーターのセンサーも誤差があります。また、水槽内でも水温差が発生します。
最後にヒーターについて
ヒーターはそのワット数に応じて目安となる水量があります。このページではその情報をもとに小さいのから紹介しました。
でも気をつけることがあります。それはあまりに寒い時はパワー不足で温度が上がらない時があるのです。気温と水槽温度の差が15度以上はなかなか厳しいです。設定まで水温が上がっているか水温計で確認する必要があります。
パワー不足の場合は、水槽を保温すれば温度が上がるようになります。もしくはワンサイズ上の水槽や、サブヒーターをつけることです。