投げ込みフィルターを床材に埋め込むと能力がアップするのですが、実際には難しいんです。なぜなら、埋め込むためには床材を厚く(7cmくらいひく)必要があるんです。それなら箱を用意して疑似的に床面を作り出して埋めることで問題解決。これが投げ込みフィルターの最終進化系。
人々は最強を求めるらしく、とりあえず投げ込みフィルター界最強ってことにしておきます(検索ワードで最強って調べる人多いようだから・・・)。
あれー。これどうなってるの?
投げ込みフィルターを箱に入れた床材の中に埋め込んだんだよ。
ロカボーイをボックスに入れて底面化
今回、薬浴水槽をそのまま飼育水槽に移行させようと思っています。
それでフィルターどうしようかなと迷いました。使っていない外部や上部もあるんですが、薬浴で使っていいたGEXロカボーイを新しいウールを入れてのまま継続仕様。
組み合わせる床材は大磯砂、ソイル、ろ過じゃり、専用ろ材等が考えられますが、今回は明るい雰囲気の珪砂にしました。余ってたから。粒の大きさは2-3mm程度です。
ボックスを準備
今回使うボックスのサイズは14㎝×10㎝×8㎝(高さ)のサイズ。内寸はほぼ1リットル。そこにロカボーイSの容量300mlくらいだから、0.7リットルくらいろ材や床材が入れられます。
このような箱は100円ショップで探したらいいでしょう。手持ちの投げ込みフィルターのサイズを計って買ってください。高さは投げ込みフィルターと同じくらいがイイです。浅すぎはだめです。水切り籠のようなタイプでも底面から吸えるのでいいのかもしれませんが、水槽から出す際にゴミが抜けるかもしれないので今回は普通のボックスタイプ。
この箱は床面に3ミリほどの足がついていて下に隙間があります。この隙間はゴミが入り込むのでない方がいい気もするけど、水が通るようにあった方がいい気もする。
横幅30㎝のベアタンク水槽に入れました。見慣れぬボックスに戸惑いタナゴたちは陰に隠れています。
さてさてこのエアリフトでどのくらい水が回るか考えてみました。勘では300ml/分くらいの流量っぽいので、1時間に18リットルこの10リットルの水槽では1時間に1.8回転ってところでしょうか。
生物濾過には十分な流量ですが、小型のポンプタイプと比べると1/10くらいです。
底面ぽくするために別売りのパイプを付けてみましたが、なくても全然問題ありません。このパイプの利点はエアーの勢いを空中に逃がすので水流が弱くなることです。魚が元気なら無くてもok。
メンテナンス
メンテナンスはボックスごと引き上げてロカボーイのろ材を洗うなり、砂を洗うなりします。
洗面所で完結できるのはイイですね。
ただしフィルターのだけ取り出した場合に埋めなおすときに、一度砂を全部出す感じになってしまいます。
どういう水槽にお勧め?
ずばりどういう時にこの濾過システムを使うのか?
- 水槽周辺にスペースがない
- 底面フィルターを使いたいが、床材を厚くひきたくない。水槽上にスペースが無く床材掃除ができない。
- ベアタンク飼育がイイ
- 床材をろ材にするのではなく、リングろ材などを使いたい。
- とにかく最強の投げ込みフィルターを使いたい
お勧めの投げ込みフィルター
投げ込みフィルターは各社どれでもいいですが、高さが重要です。大きいのだと高くなり、より床材が必要となります。例えばロカボーイならSサイズを使います。
ロカボーイはSだと8.4㎝、Mは11.8㎝。-1㎝くらいの高さまで床材を入れます。 ボックスの高さは同じか少し低いくらい。パワーアップパイプをつけたければGEXのロカボーイ一択。パイプの別売りもあります。水作エイトなどでももちろんokです。
コトブキもよさそう
コトブキの薄型投げ込みフィルター無茶良さげ。薄くも使えるし、パイプがあるから深くも使える。ボックスじゃなくて、床材引いて埋め込むのもコンセプトに合うし。Sサイズは縦横8㎝、高さは6.6㎝。Mは10.5㎝×10.5㎝×6.6㎝だからSとMは高さが同じ。
むちゃ欲しい。買いたい。
最後に
こんなのもありますが、横幅45㎝以上じゃないとフィットしないっぽい。
さてさて、ベアタンクとこのフィルターの良い所はスポイドで糞掃除もできることです。糞掃除楽しいですから。
見た目は好みは別れますけど、性能はとってもいいです。だって、投げ込みフィルターひとつと、小さな底面フィルターの組み合わせですから。
ぜひぜひ、投げ込みフィルターの最強改造やってみてくださいね。