九州のアイドルと言われるアリアケギバチ。ガサガサ初心者のころはめったに見つけられませんでしたが、だんだん場所がわかり始めました。
他にもたくさん家に魚がいるので、飼育はスルーしていたのですが我慢できずに二匹同居で飼い始めました。なぜ単独飼育でなくてもどうやらさほど問題ないらしいと思い始めたからです。
ナマズの仲間なので水槽内で動きはゆらゆら。大事に飼って大きくしたい。飼育の楽しみがある魚です。ということで、飼育の方法などを書いていきます。
飼育難易度としては、、、そんなに高くないと思う。生体をたくさん入れるコミュニティ水槽でないなら特段難しいわけでないはず。病気にも強いです。濾過と水換えはシッカリするのは前提です。
我が家のアリアケギバチエピソード
地元の川でアリアケギバチを捕ったのは川遊びをしていた7月。沢山いたので、夜はどうなんだろうとライト片手に行ってみると、すごいたくさん捕れました。夜は目が光って可愛かった。
この川は渓流とは言わないまでも、上流域だったのでこんなきれいな川にいる魚は水温問題もあるし飼えないだろうなと思っていました。いつもリリースしていました。
しかし、その後下流域でも時々捕れて、水温高めで水質が良くないところにもいることが判明。今年から二匹飼い始めました。
アリアケギバチの入手方法
アリアケギバチの入手は自分でガサガサで捕獲しましょう。石の陰に隠れているので、たも網捕獲がお勧めです。
夜でも捕りやすいけど、昼でも普通に捕れます。しかし、まったく生育していないか極端に少ない川もあるので初めての人には難しいかも。
日本淡水魚に強いショップでもワイルド個体が売られているかもしれませんが、あまり買いたくないですね。自分で捕りましょう。小さい個体は500円、大きいのは1000円以上と価格帯は安いが、決して数の多い魚ではない。ちなみに、絶滅危惧Ⅱ類なのでヤフオクなどでは取り扱い禁止です。
アリアケギバチの飼い方
飼育情報でよく書かれているのが、他の魚を襲うので単独飼育が望ましいということ。しかし、以前見かけたどこかのお宅の水槽ではたくさんの金魚と混泳していた。我が家でもアリアケギバチ二匹を同一水槽で飼っているけど、いまのところ特に問題は感じていない。
しかしながら、混泳の相性は注意した方がいいと思う。特に小さい魚やエビなど。獰猛ではないけど動いているものには噛みつきそう。
水槽のサイズは生体のサイズにもよるが水量15リットル以上必要は必要。最低でも横幅が30㎝クラス。底物なので隠れ家を欲しがるんので、一匹ずつ隠れ家が欲しい。大きい個体は60㎝規格水槽を用意。
飼育のポイント
アリアケギバチ自体は丈夫さ魚で飼いやすい魚種と感じる。定期的な水換えとフィルターは必須なので、メダカのように屋外止水では飼えない。室内でLED照明をつけて常に清潔な水環境を準備しましょう。室内で日陰ならよほど高温でない限り大丈夫です。冬は室内ならヒーターは要りません。
床材はぜひ、なにかしら使いましょう。ソイルよりも石系が適しています。
我が家ではフィルターは外掛けです。エアレーションは無し。水草も無し。上にも書いたように混泳は注意だけど、様子を観察してみたらいいでしょう。ネットでは混泳は意外と大丈夫という情報も多いです。とわいえ、魚がいろいろ沢山泳ぐコミュニティ水槽に追加では入れない方がイイでしょう。アリアケギバチをメインで飼育するつもりで水槽を立ち上げるべきです。
砂は細かいボトムサンド使ってますが、ドジョウやカマツカのように砂に潜ったりはしないようです。
エサや水温、病気情報
魚用の配合飼料はあまり食べないので、冷凍アカムシメインで給餌しています。3日に一回、二匹でブロック一つ分あげていますが、綺麗に食べています。乾燥赤虫は食べないです。
酸欠に弱いという印象はありません。水温は10度から30度までは問題ないでしょう。寒いと活動が鈍くなるのでエサは控えめに。もしくは18度ヒーターを入れる。
飼っている病気の注意点としては冷凍アカムシで水が腐りやすくなるのでエロモナス菌には注意したい。ヒレが溶けたり水カビなどが考えられます。
繁殖した例は調べる限り出てきませんでした。というか雄雌の判断も難しい。寿命は飼育下だと5年くらい。
アリアケギバチを飼うならこんな感じで
15cmを二匹で想定。上部は落水音がうるさいので、リビングや寝室の場合は外部フィルターを選択してください。