カワヒガイの飼い方-混泳・産卵・特徴・寄生虫

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我が家のカワヒガイエピソード

水槽のカワヒガイ

カワヒガイ

コイ目、コイ科、 環境省カテゴリー準絶滅危惧種 全長12-16㎝

分布は九州北部、近畿、中部地方

下流域の水路を主な生息地とする淡水魚。水生昆虫や付着藻類を食べる。小さな貝も食べる。イシガイ、ササノハガイ、タガイなどの二枚貝にメスが産卵管を差し込んで産卵をする。

琵琶湖の小鮎放流にまじってビワヒガイの移入も確認されており、本種との交雑も確認されている。ちなみにビワヒガイとカワヒガイはよく似るが、ビワの方が20㎝くらいまで大きくなる。大きなカワヒガイと思った時は、それはビワヒガイかもしれない。

カワヒガイは福岡では割と少ない淡水魚です。ガサガサや釣りでゲット出来たら嬉しい魚。

近所の流れ込みでカワヒガイのオスとメスを捕獲した時はとてもうれしかった。なんせ、婚姻色真っ盛りでとても綺麗だったんです。

その後もタナゴ釣りの時に見かけたりして、ガンガンエサに食いついてくるので釣ろうとはしたのですが、タナゴ用の針は小さすぎて結局釣れませんでした。

経験上、フィールドで見つけやすいのはやはり繁殖期です。サイズも大きくなり、活発になるからでしょう。小さい個体は水草ごとガサったりしていると時々捕れます。

最初飼育していた個体は飛び出しで死んでしまいました。そのあと小さい個体を持ち帰り、飼育しているのですが半年でかなり大きくなりましたので記事にしたい思います。

カワヒガイが沢山いた。他にはアブラボテとか。
美しい色。オスの婚姻色。
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カワヒガイと雄と雌

オス、ホホがうっすら桃色で、胸鰭の付け根が緑色。繁殖期には追星も出る。側面のマーブル模様がとても綺麗。
カワヒガイ、メス。ヒレに黄色みが強く、背びれの黒斑が成長しても消えない。この画像では見えないが、産卵管が伸びている時もある。よく見ると腹びれと背びれにピロピーナヒガイという寄生虫がついている。

寄生虫、ピロピーナヒガイ

ピロピーナ・ヒガイとは?ヒガイだけに寄生する二生類(吸虫類)寄生虫。九州では50%くらいの確率で寄生しています。最初見えなくても、その後成長して目立つときもあるので、さらに感染率は高い気がします。この寄生虫は特に害は無く、他の魚に寄生したりしません。1カ月もすればすべて消えるので気にする必要はないです。しかし、このピロピーナ・ヒガイは水槽内に二枚貝がいると、消えることなくヒガイまた小さいのがついたりする。二生吸虫は雌雄同体で卵を産むし、中間宿主は貝類なので水槽内で繁殖サイクルが成立するのでしょう。二枚貝を取り出したらばサイクルはとまる。巻貝は宿主とならないようでです。知らんけど。

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カワヒガイの飼い方

60㎝水槽でカゼトゲタナゴ、ヤマトシマドジョウ、ミナミヌマエビ、石巻貝と混泳させて飼育している。上部フィルターと底面フィルター、LEDライト、大磯砂、流木、ウィローモス、ナヤス

カワヒガイは16㎝程まで成長します。食欲旺盛で1年も飼えば10㎝には楽に大きくなるはずです。エサはほぼどんなエサも食べます。タナゴ用のエサも食べますし、ドジョウ用のエサもガッツいて食べます。口に入る貝類やエビも食べます。水草は食べません。食欲旺盛ですが、普段は水草の陰でおとなしくしています。カワヒガイはとても綺麗な魚なので、カワヒガイばかり群泳させたら素晴らしい水槽になりそう。

カワヒガイをペアで飼うくらいなら30㎝水槽で飼えますが、混泳させるなら60㎝規格水槽は最低でも用意したいです。

カワヒガイ飼育でよく聞く話として、他の魚のヒレや目をかじるという話です。そのため、混泳にはある程度の注意が必要です。我が家では半年ほど飼育していますが、この水槽では特に被害はありません(小さい個体の時に飼い始めたことも関係しているかも)。ミナミヌマエビもたくさん入っているのですが、稚エビも育っています。いい感じにエビを食べていて他の魚を襲う必要ないのかなって感じです。狭い水槽だと齧られる可能性が上がるはずですので、飼うならやはり60㎝規格は用意したいところ。

※追記:いつの間にか水槽のミナミヌマエビほぼ全滅。カワヒガイが食べたのかな???

ちなみにこの水槽では冷凍アカムシは一切あげていません。

酸欠や病気に弱い印象もなく、金魚並みに丈夫な魚じゃないでしょうか。ゆえに飼いやすい魚です。しかし、高水温には弱いので30度以上は危険信号です。35度になると死にます。注意してください。

飼育のポイント

我が家ではタナゴと仲よし。追いかけまわすような行動は見たことない。見た目はフライングフォックスとかムギツクとかのユニバーサルデザイン。
  • 混泳に注意?我が家では特に問題起きず。
  • エサはたくさん食べるので多めに。
  • フィールドでは砂礫地帯が好みなので、床材は大磯砂や珪砂などを用意したい。流木や石も。
  • 二枚貝と一緒に飼うと寄生虫のピロピーナが消えない?
  • 飛び出すことが多いのでしっかり蓋をする。小さい水槽だと飛び出しやすい。
  • 高水温には弱い。35度で危険信号。
  • 水質や病気に関しては丈夫。飼いやすい。
  • 水草も多分好きなので用意したい。
  • オスの方が綺麗。婚姻色にはウットリ。
  • ライトは用意しようね。屋内ならヒーターは要らない。
  • 水流は好きな魚。水槽内には水流があった方が適している。
  • カワコザラガイやサカマキガイ等のスネールを食べる。口に入らないサイズなら食べない。

カワヒガイの入手方法

セキショウモの森。ここにカワヒガイは隠れている。

カワヒガイは準絶滅危惧種でヤフオクなどでは取り扱い禁止です。しかし、アクアリウムショップでの販売は禁止されていないので、日本淡水魚に強い店ならタイミングにより売っているかもしれません。ちなみに、九州一の淡水魚ショップのNITTANでは売っていませんでした。

お勧めは自分で捕獲することです。下流域で水草が多く水も綺麗な川にいます。幅1mほどの川にいる時もあります。釣りでも釣れますが、エサはアカムシやミミズがイイと思う。練りエサでも釣れるはず。希少種なので持ち帰りは最小限の数にしましょう。

カワヒガイの繁殖方法

これは過去にすぐ近所のマツカサガイ大量水路からお迎えした貝。今もまだ別水槽で生きていますが、もう新規に入れるつもりはない。繁殖に対してやる気と時間があるなら人工授精すべき。

カワヒガイの繁殖はまだ成功していません。タナゴと同じように二枚貝に産卵する魚です。卵は大きく、貝から吐かれる場合もあるそう。吐かれても孵化はするらしい。

会は、イシガイやササノハガイが多いらしいですが大きめのシジミにも産卵するそうです。卵が貝からこぼれたらスポイドで吸い取り、プラケースで保管すれば孵化するはずです(水カビに注意)。タナゴと同じように人工授精もできるそうですが、自分が繁殖させるならシジミに産ませてはみ出した卵を別管理で孵化させる方法などがよさそう。「くらべてわかる」という本には人工授精が確実だと書かれているので、そこまで難易度は高くないのかもしれません。

稚魚がうまれたら他の魚と同じようにブラインシュリンプで育てればいい。

卵は4mmと大変大きく、10-20日で孵化するそうです。

自分がカワヒガイを飼うならこれをそろえる

水草が好き。水底が好き。

カワヒガイは飼いやすい。もし数が多いフィールドで捕獲できたら飼ってみてください。なんつーか、いかにも日本淡水魚みたいな感じ。小さな鯉とかそんな存在感。まぁ、自分はこれ以上増やす気はないので、美しさを愛でて写真を撮ったら逃がします。少なくとも繁殖期の大きな個体は飼う気が起きないかも。

んで、繁殖させてカワヒガイだけの水槽とか夢のよう。飼わないにしても、あの婚姻色は必見。5月6月はカワヒガイ探しのシーズン。
食べても美味しいらしいけど、九州には食べるほどいない。珍しい魚。

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参考書籍

くらべてわかる 淡水魚
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