貴重な二枚貝がたくさんいる川が浚渫工事されることに
ショックなことに良くタナゴ釣りをしたり水遊びをしている川にこんな看板が立ちました。川に打たれている杭を見ると270mほどの区間のようです。川幅は広くて10m無いくらいの川です。
浚渫ということは川底を掘って深くする作業と予想されます。確かに梅雨の時期などは水量ギリギリではある。
しかし、困ったことにこの工事区間には超大量の二枚貝が生育しいます。川底を見れば貝の殻が沢山。注意深く探せばもちろん生きた貝もいます。この川でタナゴが二枚貝に産卵しているのは明白。種類も多いのでタナゴが貝を選んで産卵できる良スポットなのです。
どうにかしたいと思い、本当は釣りに来たのですが、ちょうどガサガサ帰りで胴長があったので救出作戦を実行しました。。簡単な作業です。貝を見つけて、工事区間外へ逃がすだけ。幸いこの時期は膝くくらいしか水深がないので作業はしやすい。くいが打たれていない下流に移して埋めました。
見つけた貝たち
ミナミタガイ、ドブガイ、イシガイ、マツカサガイ、キュウシュウササノハガイを見つけることができました。
見つけるのは慣れが必要です。最初は殻ばっかり拾っていましたが、そのうち第六感で生きている貝を見つけることができるようになりました。
発見しにくい貝は小型のマツカサガイやイシガイです。大きいヌマガイよりも難しい。
今回はレアなキュウシュウササノハガイも見つかりました。数年前に新しく品種登録された貝です。
二枚貝を移動させるときの注意
まず何の意味もなく砂礫に埋もれている二枚貝を掘り出すことはあまりお勧めできません。石の隙間などにぎっちりハマって何十年も生き延びている貝もいるからです。特に砂礫に埋まっている大型の貝はむやみに掘りださない方がいいでしょう。今回は逃がす目的なのでそのような貝も掘り出しました。
それから二枚貝をバケツに入れたままにすると酸欠等の可能性があります。時々水換えをしてください。天気がいい時は水温ショックに注意が必要です。お勧めは流れない場所に網上の袋などで入れておくことです。
貝を掘りあげたら、少し穴を掘りお尻を刺すようにして口を上に向けて川に埋め戻してください。砂礫の硬い川床では貝が潜りにくいのでサポートしてあげる必要があります。特にヌマガイなどの大きい種類はそうしてください。小型の貝は結構動くのでさほど神経質になる必要はないでしょうが、潜りやすそうな砂や砂礫地がイイでしょう。泥の上は本来の住処ではないのでやめましょう。同じようなサイズの石があるところが良いはずです。
最後にこの川で今まで釣った魚たち
今回掘り出して下流に移した貝は工事区間のごく一部。面積的には1/1000ほどしかありません。残りの貝が心配です。どーなっちゃうんだろー。