漂白最強説
アクアリウム用品は何かと汚れやすいですよね。コケやぬめり、垢など。
特に悪質なのは病気や黒ひげゴケでしょう。
パイプの汚れや緑の苔などはスポンジ等でこすればいいですが、病気は一度完治したように見えても水槽内に病原体などが残るために後で再発するときも多いですし、黒ひげゴケは落としても落としてもきりがありません。
そういう時は全リセット漂白です。定着したバクテリア等はいなくなってしまうので、やらない方がいいのですが、あまりにひどい時はリセットするのが一番です。フィルター等のバクテリアなどすべて新しくします。
もちろん、一部の器具だけの漂白でも見た目等は綺麗になりますね。
お勧めの漂白剤は、食品添加物の製品、ピューラックスS
このピューラックスSは食品添加物のモノです。次亜塩素酸という塩素成分のみしか入っておらず、野菜の洗浄や飲み水の殺菌にも使われている製品です。
例えば、無人島サバイバル中に水たまりの水をろ過して、この薬品を入れて殺菌して飲むことができます。
アクアリウムの定番はキッチンハイターやワイドハイターですが、キッチンハイターは界面活性剤や水酸化ナトリウムが入っています(衣服用のハイターには界面活性剤は入っていない)。
もちろん、ハイターでもいいんですが、より安全な製品としてピューラックスSをお勧めします。なんといっても食品添加物ですし、薄めて使えば除菌スプレーにも出来ます。家庭でも他のことに使うことができます。
ちなみに、ピューラックスSの次亜塩素酸の濃度はハイターなどと同じで6%ですので、使う量などはほとんど変わりません。
水槽、フィルター、ろ材、床材、温度計などなど漂白して完全リセットを行う場合は特に便利なアイテムです。
分量や使い方
- 用具のつけ置き200倍
- 布につけて拭き掃除300倍
- 飼育水の殺菌(飲料出来る程度の濃度)、10Lにつき0.17ml(極わずか、一滴くらい)
つけ置きの場合は、まずある程度ブラシで汚れを落として10分つけ置きします。水2Lに対し、10mlです。一晩漬けてもいいですが、特に効果の違いはありません。10分後に次に要らない布などで水拭きしてください。塩素で緩んだ細かい汚れまで取り除くことができます。頑固な黒ひげゴケも白く変色して簡単に取れます。ガラス部分の場合はスポンジでは汚れが落ちきれないので、布でごしごしてください。新品同様に汚れが落とせます。パイプやホースなども一見綺麗に見えても漂白だけでは汚れは落ちないので、ブラシを通した方がいいですよ。
でもやはり厄介なのは黒ひげゴケです。漂白だけではとれません。フィルターの吸水スポンジについた黒ひげゴケは漂白で死ぬのですが、いくらもみ洗いしても取れず。死んだ黒ひげはエビは食べるので、エビがいるなら綺麗にできます。
殺菌後の対処
塩素の完全除去は水槽のカルキ抜きと同じで、カルキ抜き材で行います。
用具を殺菌した場合は良く水洗いをしさえすれば、そのまま水槽に入れて使えますが、心配なら念のためカルキ抜きを少し入れれば万全です。
基本的には水洗いだけで塩素は流せますが、ろ材や床材などをつけ置きで殺菌した際は念入りに水洗いし、一度天日干しましょう。というのも、塩素は日光に当てると分解され塩酸と酸素になり空気中に抜けてしまいまうからです。その後、カルキ抜きを入れてフィルターを稼働させればokです。
お買い物
カルキ抜き材はメダカ元気はぐくむ水づくりをずっと愛用しています。なぜ、このカルキ抜きが好きかというと、ミナミヌマエビの水槽に使ったとき今まで全然増えていなかったのに、これ入れると繁殖が活発になったからです。水中の微量要素が補給できたからだと思います。
カルキ抜きはキョーリンのプロテクトXもおススメです。粘膜保護成分で病気になり難いです。