ベタ飼育にフィルターあった方がイイ
こんにちはすまらです。
ベタ大好き人間です。
ベタに代わって声を大にして言います。ベタ飼育ではコップで飼育しないでください。この方法は夏場だけホームセンターなどで行われる場当たり的な販売形態です。ベタは低酸素に積用ので安易にコップや小さな瓶で売られているだけです。しかも、ホームセンターなどはヒーター無しの場合も多く、秋になれば朝夕の水温差で弱って寿命がだいぶ縮まります。
家はコップでは飼えません。大きめのマグカップでも無理です。当然、水量も多くなり家で飼うのなら最低3リットルは欲しい。
ベタ飼育の水量目安
- オスは3リットル、できれば5リットル
- メスは小さめだから最低2リットルできれば3リットル
- ジャイアントベタの場合は最低でも10リットル
コップ飼育で陥るトラブル
- ヒーターが使い難い
- 高さが低いのでヒレさえ満足に開けない
- 運動できないのですぐ病気になる
- すでに店で弱っているので家ですぐ死ぬ
- 水量が少ないので水が腐りやすい
フィルター使用がおススメ
そしてできるだけフィルターを使った方が飼育が楽です!!!
確かに、ベタ飼育ではフィルター無し、バクテリア無し飼育も可能です。
ベタの飼育の本を読むと、フィルターは要らない、バクテリアどうのこうのは考えなくていい、とショップの人が言っています。これは真実ではありません。
なぜなら、ショップは何年も同一個体のベタを飼わないからです。
ベタの寿命は3年なのに、タイから入荷して長くても数カ月で売れていきます。その期間ならベタは死なないでしょう。
ベタ飼育においてフィルターの利点・欠点
以下、フィルターの利点
- 水流ができる
- 酸素が取り込まれる
- 糞掃除をしなくていい
- 水換え頻度を減らせる
- ヒーターの水温差を無くせる
以下、フィルターの欠点
- 水槽の相性や、蓋の問題がある
- 電気代がかかる
- コストがかかる
- 水流でベタが弱るケースがある
ベタの丈夫さに甘えるなら、フィルター無しでもいいでしょう。しかし、家ではショップと違い数年かいますからね。
フィルター使いましょう。もしくはエアレーション。エアレーションは水を循環させますし、水が健全になります。酸素を増やすのではなく、水を循環させるためにエアレーションするんです。
それから水量は最低でも単独飼育で3リットルを確保しましょう。可能なら5-8リットル。狭い水槽だと動けなくて健全に育ちません。人間だって、犬だって、狭い所じゃ病気になるでしょ。とりあえず飼えると、寿命まで飼えるとは環境は大違いなんです。ベタは弱るとコショウ病(白点病と同じような病気。白点が小さい。)を発症しやすいです。コショウ病は飼育環境が良ければ、ほとんど発症しませんが、小型水槽で飼育しているとよく発症します。
雑誌のアクアライフなどでベタ飼育やブリード、コンテストに出している人のお宅拝見などの飼育状況の紹介を見るとみなさん何かしらのフィルターを使っています。なぜなら、その方が楽だし、長生きするから。
それからヒーターの問題もあります。ショップはヒーターを使わずに部屋ごと加温しています。原産国のタイは当然ながらヒーターは不要の暑さです。
冬場にヒーターだけ入れているベタ水槽に手を入れたことがあるのですが、小さな水槽なのに水温差がすごかった。ヒーターのそばだけ暖かいのです。水槽内に水温差ができるとベタは弱ります。フィルターがあれば水流ができて温度差もなくなります。やはりベタ飼育には何らかのフィルターは必要とおもいます。水質に余裕があるならエアレーションで循環させるだけでも水温差は減らせます。
あと、水流への対応ですがヒレの大きさなどで違ってきます。強すぎるのは論外ですけど、多少の水流は問題ないですよ。ほとんどの場合、調整できますしね。
フィルター無しじゃ長生き出来ないの?
まぁ、確かに定期的な水換えやブラックウォーター管理だとフィルター無しで飼えるのも事実。このベタ水槽1リットルなのに3年生きました。
フィルター無しの場合は必ずブラックウォーターと塩を投入しての管理をした方がイイです。
実は、我が家でもフィルター無しの水槽もあるんです。
ひとつは、水草が大量に入ってエアレーションのみ。もう二つは、小さめのガラス水槽でパネルヒーター管理でブラックウォーターと塩で2年目以上飼育できています。
フィルターが無いなら、最低でもエアレーション、もしくはブラックウオーター管理なら、だましだまし長生きさせられます。
おすすめフィルター
ベタ飼育におすすめフィルターはずばり、GEXのロカボーイコンパクトを三又分岐で一度に三個の水槽で稼働させることです。
エアレーションで酸素も増えるし、水流ができてヒーターの水温差もなくせるし、小さいながらもスポンジでろ過もできます。しかも小さなエアポンプで三個も同時稼働できる。
他にも小さなエアー駆動のフィルターもありますが、GEXがイイのはフィルター自作が簡単なところ。水作とくらべるとその楽さがわかります。シンプルなやつがイイんです。
投げ込み以外では小さな外掛けフィルターもOKです。各社から発売されており、価格も安いです。テトラのAT-20とかですね。水槽にサイズがあるなら外掛けもいいですよ。水流は中程度まで弱めて様子を見てください。
ベタ単独飼育にお勧めのヒーター
自分はエヴァリスの10Wを使っていますが、20wがよいです。冬は設定温度を下回ります。この水槽は15cm×15cm×20㎝で4リットル未満の水量。ベタの数が多くないなら7リットル以上入る20㎝キューブが安心感が高いです。20㎝キューブの場合は最低でもヒーターは20wを使いましょう。お勧めは30w。
それからヒーターは二年持たずに壊れ売ことも多いので、水温計はつけましょうね。
おすすめ小型水槽
まとめ
ベタは寿命は1年とか言っている人がいてビックリしました。1年は寿命じゃなく弱って死んでるんです。確かに改良品種はワイルドベタより寿命が短いですが1年はあんまりです。普通に2年、色褪せながらもそのまま3年は生きますよベタは。
ポイントは水量とフィルター!ベタのストレスをなくしてあげましょう。
それから、小さな熱帯魚との混泳もいいですよ。すっごくベタが楽しそうに我が物顔で水槽内を泳ぎ回ります。条件が合えば混泳の方が長生きしたりします。これに気付いた時は目からうろこでした。
人間もずっと孤独だとストレスたまるでしょ。ベタも同じです。ベタはペットなんです。肝に銘じてください。