
30㎝水槽のフィルターはアクアコンパクトを半年ぶりに掃除

30㎝キューブ水槽にエーハイムのアクアコンパクトを使っています。この水槽は3年くらい維持しているのですが、半年前にアクアコンパクト2005を使い始めました。
このフィルターは中型水槽には最高の使い心地です。なんせ、月一回のメンテナンスが吸水スポンジ掃除だけで済みます。濾過槽の掃除は半年に一回でいいです。もちろん、生体数にもよるので生体多めなら3カ月くらいが目安でしょう。濾過槽に汚れが溜まりすぎると通水性が悪くなり循環の量が減ってしましいます。
この水槽はタナゴ5匹とヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、石巻貝という感じです。


吸水部分の掃除開始


最初にゴミを吸い込むスポンジはとても汚れやすく、月に一回は掃除すべきです。その際は電源をとめて水槽に手を入れてスポンジを取り出して洗えばok。今回はスポンジは水道水でもみ洗いして給水パイプ部分は歯ブラシで垢を落しました。


インペラ部分も汚れやすいので掃除しましょう。ドライバーでネジを外せば回転部分が取り出せてます。カバーを外したら歯ブラシで念入りに掃除しましょう。歯ブラシはヘッドが小さくてブラシが固いものが適しています。
今回はホースをチェックしたけど大きな汚れはありませんでした。ホースは根元が取れにくいのが欠点なんですよねぇ。力を入れたらヌルっと抜けますが、ドライヤーで温めると抜けやすいです。アクアコンパクトのホースは太いので、通水量は多少の汚れでは落ちませんが1年に一回はホースの中も洗った方がイイでしょう。短く切っている場合は歯ブラシで洗えますが、長い場合は専用のブラシを使います。どうせ買うなら長めのがイイです。

半年で濾過槽はどのくらい汚れている?

思ったほど汚れていませんでしたが、膜のような汚れが少したまっていました。これは掃除すべき。というのも、この汚れは通水性の低下につながります。
黒や茶色のソイルを使っている場合は微粒子がかなりこのフィルターに絡まっているはずです。この水槽は田砂なのでそのような汚れが無い。水草由来の葉っぱのカスなども入っていないませんでした。ミナミヌマエビの稚エビも見当たらず。以前使っていたフィルターにはよく稚エビが入っていたんだけどなぁ。もっとよく見ればエビもいたのかもしれない。これは反省点。

膜の汚れ、濃い鼻水のようなねっとりとした汚れです。これは徹底的にもみ洗いで取り除いた方がイイでしょう。このようなスポンジにもバクテリアが住み着いているので水道水で洗わない方がいいという人もいますが、自分は水道水で洗います。濾過槽本体の壁なども水槽水で洗います。しかし、リングろ材は水道水では洗わない方がイイらしい。しかし、いつも水道水で洗ってるよ!?って人もいます。自分も時々水道水で洗うけど、さほど音大と思ったことはいままでありません。
濾過槽内の掃除開始

青いスポンジとろ材からは汚れが出てきます。スポンジの方には水垢の膜のような汚れが沢山ついていました。まずは濾過槽内にあった水でそのまま洗います。水道水だとバクテリアが死ぬので飼育水でまず大体の汚れを取ります。今回は、汚れの詰まりが多かったウール部分とスポンジは水道水で洗いました。この段階でエビなどが見えたら救出しましょう。今回は、気づかなかった。いてもろ材の中に入り込んでそうな気も。

飼育水のあとに、カルキ抜きした水でもう一度汚れを取ります。多少まだ濁っていますが、特に気にする必要はありません。それに、このサブスプラットプロというろ材は、崩れやすいのて激しく扱わない方がいいのです。
あとは、一番下に青いスポンジを入れて、ろ材入れて、ウールマットを上に乗せればok。ウールマットは汎用品を適当に切れば新品にも出来ます。
今回は新品に差し替えようかと思いましたが、まだ使えそうだったのでそのまま使いました。

牡蠣殻の小袋を追加で入れてみた

ホームセンターで安く売っいた牡蠣殻の小袋。果たして効果があるかはわかりませんが、ミネラル分が溶けだすから何となく良さそうと思いいくつかの水槽で使っています。貝やエビにはカルシウム分が補給出来て良いのではないかと勝手に想像しています。
牡蠣殻以外にも追加して入れるものとしては活性炭やリン酸除去剤があります。活性炭はより水をきれいにし、リン酸除去剤はコケの成長を進める栄養のリンを取り除きます。
追記:蓋の中も洗いましょう
設定ダイアルと爪が付いたフタですが、中に大量のバイオフィルム(茶色のモアモア)が付着します。
分解はできないので、ホース巣の水などを勢いよく流し込んで中から取り除いてください。これを怠ると再起動の際に沢山の汚れが水槽内に流れ込みます。蓋を開けた際は必ず掃除しましょう。可能ならホースも外してやりましょう。
お掃除完了

ろ材を元通り入れて蓋をしめたら掃除は終わりです。この時、ちゃんと閉めていないと水が漏れます。何度もやっていると、油断して漏らしてしまうことがあります。
このフィルターは呼び水が不要ですので、濾過槽内に水が無くても運転開始が可能です。30秒ほどで濾過槽に水が入り、水が回り始めます。これが水中ポンプ式の良さ。水槽の水位が下がるので2リットルほど水を追加すれば終了です。
今回は半年ぶりの掃除でしたが、思ったほど汚れていなかったです。スポンジなどの消耗品の交換もまだ先で良さそう。

フィルター掃除アルアルですが、電源を入れてすぐはどこから湧いたのかゴミや浮遊物が大量に吐き出されます。これは主に濾過槽の壁やホース部分に残っていたカスです(タナゴが食べていた。うまいの?)。30分もあれば落ち着きますが、これを防ぎたいならホースその他をブラシで綺麗にして各種部品をよくすすいでから運転開始しましょう。
エーハイムアクアコンパクトの掃除の目安
月に一度は吸水部分のスポンジを掃除する。
3カ月~半年に一度は濾過槽の掃除。ウールの交換。
1年に一度、ホースを含めて全体の汚れを落とす。ろ材が崩れているようなら交換する。
ろ材はセット品のサブスプラットプロですが、リングろ材の方が自分は好きです。しかし、サブスプラットの密度感は生物濾過凄そうだなぁという印象。通水性に問題なければサブスプラットの方がいいんでしょう。純正のセット品ですからね。水槽も病気も起こらず絶好調ですし。

http://www.eheim.jp/wordpress/wp-content/themes/eheim/pdf/05.pdf
エーハイム アクアコンパクトを買う
30㎝キューブに断然おすすめのフィルターです。これを買っておけば間違いありません。この製品に行きつくまで、様々なフィルターをつけていますが、これが一番楽。静かだし、濾過槽大きくて能力も高い。30㎝キューブクラスには決定版です。60㎝規格水槽でも生体が少ないなら使えます。
エーハイムアクアコンパクトと2004と2005の違いは濾過槽の高さと容量です。高さ30㎝以上なら2005、高さ25㎝なら2004を選んでください。もし、付属よりも長いホースを使い水槽より下に本体を置く場合は低い水槽でも2005を使うことは可能です。
替えフィルターですが、活性炭はフィルタータイプでなく小袋対応でも良いです。コットンフィルターは60㎝上部用をハサミで切れば使えます。青いスポンジ部分がヘタったばあいは純正を買うのがイイでしょうが、数年は使えそうです。
エーハイムアクアコンパクトがお勧めな水槽

水槽高さ30㎝以上なら2005、それ以下なら2004になります。2005に付属のチューブを切って水槽に合わせますが、高さ45センチの水槽まで付属ホースで届きます。高さの無い水槽で2005を使いたい場合は、水槽を丈夫なBOXの上に置き、その横下段にアクアコンパクトを置くことで可能です(あまり離れると流量が減る)。
2005の濾過槽の大きさはろ材の量から考えると、60㎝規格水槽(水量55リットル)には力不足(生体が少ないならok)ですが、それより小さいサイズなら濾過能力は問題ないでしょう。最も適しているのは水量25リットルほどの水槽、つまり30㎝キューブです。これより小さい水槽はそもそも、高さが合わずに2004になります。
- 30㎝キューブ水槽、30㎝キューブのハイタイプ
- 40cm水槽で高さが30cm以上のタイプ
- 60㎝規格水槽で生体少なめの水草水槽など
長所
- 長く使えそう。性能を考えると安い。
- 付属のサブスプラットプロが高性能。
- 濾過槽1.5リットルは結構デカい。開けるのは半年に一度でいい。
- パワーがある。
- 静か
短所
- 水中ポンプ式で吸水部分がデカい
- 吸水部のスポンジが荒い。
- 水槽のすぐ横に立てておく必要がある。横置きは適していない。
- 容量の大きい2005は高さ30㎝以上の水槽にしか使えない。
- 取水口が水面の上だと水が跳ねるし、音がする。かといって、水位をあげて水中に沈めると酸素不足が心配。
お買い物や部品
ホース径は12/16mmなのでエーハイムの他のモデルの物が使えますが、専用品の柔らかいホースが用意されています。なるべく専用品を使い、長さが足りない時だけ流用してください。
中のろ材は付属しているもので十分なので当分は買い替える必要はないです。ウールだけ安い汎用品を切って入れればいいです。