底面フィルターの大掃除してわかった、確かに最強かも。

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お魚ガチが書きました
歩き方

自然大好き一家で自然保護協会家族会員。自然観察指導員 。熱帯魚はベタ、日本淡水魚はタナゴその他を20本以上の水槽で飼育中。
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3年目の60㎝規格水槽

カゼトゲメインの底面フィルター+上部フィルターの水槽

3年目の60㎝規格水槽です。カゼトゲタナゴが10匹以上、ヤマトシマドジョウが5匹、ミナミヌマエビ大量、カワヒガイ、石巻貝の水槽です。

この水槽は底面フィルターと更に上部フィルターを組み合わせています。底面がバクテリアによる生物浄化を担い、上部が物理浄化を担当させているイメージです。

底面は床材をろ材として上部はコットンフィルターのみを使用しています。この組み合わせは、最強とも思えるバランスの良さでこの水槽は1カ月に1回の1/3の水換えで絶好調です。底面フィルターは水中ポンプで稼働。エアーポンプはうるさいから。

この水槽も3年目を超え、流石に床材に溜まる活性汚泥が増えてきたので大掃除を決断。はたしてどれほど汚れてるんだろうか。

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底面フィルター大掃除の流れ

水を半分抜いた水槽。
  • レイアウト素材を取り出し水を半分の抜く、後に戻すために捨てない
  • 生体をすべて網で捕獲する。生体は半分抜いた水に入れておく。
  • 残った水を限界まで抜く。
  • 底面フィルターを取り出し、洗う
  • 床材を汚れが出なくなるまで濯ぐ
  • 水槽を設置場所に置く
  • 抜いた水の半分を戻す
  • 生体を戻す
  • 新しい水を半分入れる

水槽のリセット並みの大掃除をする場合に一番気をつけるべきことは、新環境で白濁りを発生させないことです。そのためにはなるべく旧環境の水を残して余分なゴミや活性汚泥だけを取り去ることです。今回は約半分の水を新環境に繰り越しました。あくまでリセットではなく、大掃除なのです。

このような作業に必要なのは大きなバケツというか桶です。ホームセンターなどで30リットルクラスの大きなバケツを用意してください。

生体を一時隔離。でもミナミヌマエビは難しい。可能な限り捕獲。
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底面フィルターでも3年たったらドロドロ?

あれれ、底面フィルター全然目詰まりしてなかった。ピンボケでごめん。

水を抜いて底面フィルターが出てきましたが、全然汚れて無かったです。ドロドロとしたデトリタスでの目詰まりしは全く皆無でした。ホースで掘るとゴミが沢山浮いてくるので、予想では恐ろしいほど汚れているはずだったのに、拍子抜け。

床材を濯ぐと真っ黒。これはひどい。

底面フィルターは綺麗でしたが、床材からは大量の汚れが出てきました。デトリタスとか活性汚泥と言われるバクテリアの住処となっている汚れ+バクテリアも分解できない汚れです。これほどの汚れているとは。スノコ状の底面フィルター部分にはたまらずに床材に汚れが溜まっていたのですね。
汚れはバクテリアが分解するとはよく聞く話ですが、バクテリアがどうやっても分解できない汚れがどうしても溜まってしまいます。難分解性物質です。その正体は不明らしい。

3回ほどすすいだら綺麗になりました。

底面フィルターには大磯砂が少し詰まっていたので取り除く。フィルター自体は驚くほど綺麗。
床材を思う存分大掃除する機会だけど洗いすぎ厳禁。元々調子が良い水槽なら念入りに洗う必要はありません。少し汚れが残るくらいにしておきましょう。大掃除で環境が変わって調子が崩れる場合があります。
底面フィルターは全面をカバーする必要はない。

この底面フィルターは全面をカバーしていません。

全面だと大掃除の時は床材をすべて一度水槽から取り去る必要がありますが、2/3程度にしておけば水槽を上手く傾けるだけでokです。

時間をおいて沈殿させてみた。それにしても大量の活性汚泥。

3年も経てば大量の活性汚泥が床材に溜まってます。これだけ溜まれば掃除ホースでいくら床材掃除してもキリがないはずです。この汚泥は汚れではありますが、大量のバクテリアが住んでいるので水質安定させる縁の下の力持ち。しかし、たまりすぎたら水の通りが悪くなり、問題を引き起こします。

これは普通に水換えして吸い出した床材のゴミ、活性汚泥を沈殿させて集めてみた。わずかにウィローモス片もあったが、ほとんど原型のない活性汚泥と化している。

んで、新しい水槽へとよみがえる

写りこみ凄いけど、綺麗になった水槽。

床材が大掃除されたことで水質が一段と良くなりました。心なしかカゼトゲタナゴ達も活発になってます。

底面フィルターってやっぱり最強な気がする

底面フィルターほど低コストで効果の高いフィルターは無い。確かに最強かも。3年目なのに、あれこのくらいしか汚れたまってないの?って感じでした。上部フィルターも連結せずに同時稼働してますが、ウール部分がなかなか汚れない。給水スポンジのもみ洗いさえすれば、上部はメンテフリーな勢い。結局は底面が物理も生物濾過もやってるんだよなあ。上部はサブフィルターみたいな存在感。

月一の床材掘り掘り掃除をしていれば、大掃除は少なくとも3年くらいはする必要はないでしょう。生体数によってはもっと大丈夫でしょう。水換えしても微粒子が多いなと思ったら底面の大掃除したらいいのではないのかな。

最後に底面フィルターの何が最強かというと、コストパフォーマンスとゴミを集める能力水槽内に止水区域を作らず健全にできること。濾過能力に関してはもっと上があるります。併用すればもっと水槽が安定して健全になる。もちろん、床材ほりほり掃除は年に何回か、できれば月一回はちゃんとやりましょうね。
底面フィルターは床材が汚れやすいので週一回の掃除が必要でメンテナンスが大変と使いもしないで評する人がいますが、よほど過密でない限り月1回で十分です。過密にする場合は、床材擦¥掃除を増やすのでなく、何かサブフィルターを使う方がイイでしょう。

底面は生物ろ過に強いフィルターですが、実際は床面という広い面積で物理的なゴミを集める性能が非常に高いです

底面フィルターは連結させる?別可動?

底面フィルターと外掛け連結

底面フィルターは上部、外部、外掛け、水中モーター、投げ込みフィルターなどと連結も可能です。特にGEXの製品はそれぞれ接続用のアタッチメントなどもあります。

例えば、上部フィルターと底面を使う場合、連結すべきか別々に使うべきか迷うかもしれません。この答えは簡単で、別可動させた方が濾過性能が高くなります。なぜなら、水を回す動力(電気)が多ほうが、ほとんどの場合ろ過性能も上がるからです。デメリットとしては電気代が増える、水中モーターなら水温があがる。水槽内がすっきりしないなど。

しかし、連結が悪いわけではありません。外掛けオンリーや、底面オンリーより確実にろ過性能は上です。ストレーナースポンジが底面フィルターに切り替わったと考えれば、素晴らしく聞こえません?迷った場合、とりあえず連結でやるのもいいでしょう。個人的には外掛けのカードリッジが単体り用よりも汚れにくくて長持ちするから気に入っています。やはり、底面は物理と生物フィルターの両方の特性があり、連結でデメリットやアンチシナジーは無いと思っています。

お買い物

おススメ底面はGEXのやつ。他メーカーも使ったことあるけど、このくらい厚みがあってしっかりしたタイプがイイ。拡張性があって外掛けや上部、水中モーターともしっかりつなげられるし。

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デザイン的にパイプ部分にデザインがダサいけど、それ以外は拡張性もアリ満点。