アリアケギバチって知ってる?
アリアケギバチは九州の一部の川に生育している淡水魚です。
みため小さなナマズ。色は黄色。7・8月は流域では小さな個体が多く見つけることが出来ます。主に石がごろごろしていて流れが少しある所にいます。
矢部川水系には結構いろんなところにいます。中流域や下流域、水路や柳川の堀にもいます。大抵は石の裏など何かに下に隠れています。フィールドで観察していても、障害物から障害物へと隠れながら移動してエサを探しているのが確認可能です。
夜に行ってきた
夜の川をライトで照らすと10mに1匹くらいの確率で見つかりました。サイズは5-10㎝ってところです。流れがあったので大きなタモは難しくエビダモ持ってくればよかったと後悔。
でも先にタモをセットして石をどかせば時々入ります。毒針もありますが、ほとんど刺されないです。アカザは刺されましたが。
アリアケギバチは別名「チイチキドンコ」らしい
ライトでガサッていると、近所のおじさんが来て話しかけられました。何をとっているのかと聞かれたのでアリアケギバチというと通じず、小さなナマズというと「あー、チイチキドンコね」と言われました。
なるほど。小さくて黄色いドンコ、チイチキドンコ。いい別名じゃないですか。
矢部川流域での別名ということで覚えておきます。みんなも言いましょう!チイチキドンコ!
今年は梅雨の大水が少なかったので、チイチキドンコが流されなかったようで沢山います。みんなも探しに行きましょう。昼も夜も見つけられますよ。
飼育はタナゴみたいに簡単じゃないので、飼育のおすすめ度は低いです。
もし飼う場合は事前に準備してから飼いましょう。個人的には飼うよりもフィールドで捕れたらアタリって感じの魚かな。
種の解説|福岡県レッドデータブック
福岡県の希少野生生物・福岡県レッドデータブックでは、絶滅の恐れのある福岡県内の野生生物についての解説をしています。
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/57828/24_0708_01.pdf
江戸時代の土木遺構「廻水路」、今では希少魚の重要な生息環境に! | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
過去の水をめぐる諍いの解決策は、今日の生物多様性保全へ向けた持続可能な解決策となった