九州の有名な黒曜石スポット
夏休みに別荘に滞在した時、長野の星糞峠にある黒曜石ミュージアム等で黒曜石の加工体験をしました。黒曜石はマグマが急速に冷えてガラス化した岩石です。割って加工が可能な面白くてロマンある素材なのですっかりファンになってしまいました。八ヶ岳周辺は採取禁止でしたが黒曜石が落ちている森は何とも魅力的。
この素晴らしい石が九州でも拾えるのか調べたら佐賀の伊万里の方で見つけることが可能とのこと。
早速行ってみました。
その山はずばり伊万里湾を望む腰岳487m。
九州では大分の姫島と並ぶ有名スポットです。姫島では黒曜石採取は禁止なので、腰岳は簡単に拾える九州唯一の場所。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%B0%E5%B2%B3
登山の様子
登山口から30分歩で山頂に登れます。特に難所もないです。山頂は展望があるので休憩するにはGOODポイント。今回はお弁当食べました。連休中日で天気は快晴なのに他の登山者にに会いませんでした。山頂にも1時間いたけど誰も登ってこず。かなりマイナーな山なのかもしれません。
海を見ながらの極上ランチタイム。目の前にオオカマキリがいたので弁当の豚肉を差し出したらもぐもぐ食べ始めました。カマキリにとってはあり得ないほどのご馳走だったはず。
黒曜石はこんな感じ
下を見ながら歩くと黒曜石の欠片が見つかります。小さなものや3センチほどの小石サイズがほとんどです。
腰岳の中腹あたりには地層があり、たくさん埋まっています。登山道近くで見つかります。サイズは3㎝前後が多いです。埋まっているせいで黒曜石のガラス質が曇っていますが、割ればきれいです。最初から割れて綺麗な石もたくさんあります。
登山道で拾えるサイズで大きななのこのくらい。こぶし大や人頭大は見つからない。掘ったり登山道以外なら見つかるのかもしれませんが、ちょっと拾って帰るくらいなら小さなサイズで十分です。
最初は黒曜石探しながら、ワーキャー言いながら登っていました。小さいのでも見つけら大騒ぎでした。しかし、中腹ではたくさん見つかるので珍しさもなくなっちゃいました。
持ち帰った黒曜石割ってみた
角から剝ぐようにハンマーでたたくと薄く割れるので一つの石から欠片が何枚も取れます。鋭利に割れた欠片はナイフのように使えます。薄く割れると光を通すほどです。とても綺麗なので入手したら割ってみたらいいです。割った感じは八ヶ岳と同じような感じでした。
登山道等の情報
登山に関する情報は下記pdfにほぼ記載されています。参考にしてください。修道院と越ノ峠の日本の道があります。どっちから登っても30分ほどで登れます。黒曜石は注意深く見ればほぼ確実に見つかります。あっけないほどです。とにかく登山してみることが大事。最初は見つけるごとにテンション上がってましたが、後半は見飽きてどうでもよくなってました。
黒曜石の採取についてはたくさん落ちているので何個か持ち帰るくらいならokかと思い持ち帰りました。ネットで調べる限りは特に禁止ではないようです。たくさん持ち帰るのはやめましょう。
https://www.arita.jp/kurokami_climbing/pdf/koshidake.pdf