福岡県有明海の干潟のシロチチブとヒメハゼ

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お魚ガチが書きました
すまら

自然大好き一家で自然保護協会家族会員。自然観察指導員 。熱帯魚はベタ、日本淡水魚はタナゴその他を20本以上の水槽で飼育中。
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福岡県内の干潟行ってきた

学校から帰宅後に有明海の干潟に行ってきました。福岡県内の干潟です。昔はアサリやタイラギが沢山いたいけど、今はほとんどいない。いつの間にか福岡県民が大事なものを失ってしまった状況が見えてくる有明海。しかしながらここは回復傾向らしく、確かに生き物の密度は高かったです。

ちょうど干潮時で少しずつ潮が満ちてくるタイミング。海風が強く吹いて波がすごい勢いでした。有明海は穏やかそうですが、潮や風のタイミングによっては激しい。上げ潮の激しさは初めて見る人はびっくり仰天するでしょう。

ウインドサーフィンの人もいました。あの風と波、しかも遠浅という状況は絶対楽しいやつですね。

夕陽を見ながらの干潟観察。カニは相変わらず沢山いました。夕日のスポットらしく、カメラを持った人や恋人さんたちが集まっていましたよ。確かに美しいんです。干潟に沈む太陽。多良岳と雲仙が対岸に見えます。

今の有明海はアサリですら貴重。アサリ、アゲマキ、タイラギ、は極わずかに生き残るのみ。

有明海の干潟は反時計回りの潮流によってつくられている。より軽い泥はさらに奥の湾の西側に溜まるのはそのため。佐賀長崎の潟土(がた)の厚さは最大30mで平均20mだそうだ。
福岡県と熊本県側は東側でだから、泥よりも砂が多い。

※潟土は日本の土木工学では有明粘土と呼ばれる。海成粘土の代表。

コアマモが出現。平常時は魚のよりどころとなる。有明海では珍しい。
これは何?
答えはゴカイの仲間が石灰質の粘液で作った棲筒
ガザミの稚ガニ。有明海にはワタリガニとタイワンガザミ、イシガニが似ているカニです。網を引きながら歩くと何匹も網に入りました。
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捕れた魚

シロチチブの稚魚
ヒメハゼ    ハゼ科 
シロチチブ汽水域にいるハゼ。この干潟には大量にいた。砂の干潟に多いのだろう。

有明海のハゼは海底の状態で生息するハゼが違う。ここは砂だからトビハゼやムツゴロウはいない。

淡水魚詳細 佐賀の自然デジタル大百科事典
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夕日の干潟はいいですね

マジャク取りのあとでガサゴソ。ハゼは3種類捕れました。穴に逃げ込むけどそれを獲る技術や道具が無い。スコップだけでは無理でした。

干潟のガサ技術も習得していきたいです。干潟漫画読んで勉強しましょう。