福岡ではカネヒラは8月がいい
福岡でタナゴ釣りをしていますが、春のうちはカネヒラらしきタナゴが見えてもなかなかエサに興味を持ちません。群れを成してファミリーを形成し、気に入った水流のところでエサを食べたり、水草の下に潜んでいたりします。
そんなカネヒラも、他の福岡のタナゴの種類の婚姻色が終わるころの8月になると活発になります。ピンクと青が混ざったキレイな婚姻色が出始め動きでして忙しくなわばりの主張やオスを追いかけまわしたいしています。行動範囲が広くなって、春はいなかったところにも出没します。
今までカネヒラがいなかったような水路にカネヒラが現われるのです。おとなしい時期は水流の弱いところにいて、婚姻色が出ると水流があるところに出没するという印象です。
8月から10月くらいは福岡でもカネヒラが狙い時。少し水流があるような水路に現れます。
カネヒラは他のタナゴとは違い、秋産卵型です。8月から11月くらいまでが産卵シーズンで来年の春に稚魚が二枚貝から浮上します。春に浮上したタナゴは一気に大きくなり、秋までに産卵するタナゴです。流水を好む流水型で、繁殖も流水。
近所の水路 福岡県南部矢部川水系
何の変哲もない田んぼ水路です。3面コンクリート。
少し流れが緩く、砂礫が少したまっており、アナカリスが所々に茂っています。シジミの貝殻がたくさん見え、イシガイもいる雰囲気。8月になると今年生まれた新子のタナゴがたくさん泳いでいますが、そのほとんどはアブラボテ。
そんなアブラボテの中に時々ピンク色を見せるのがカネヒラです。8月になり、婚姻色が出だすと動きが活発になります。カネヒラを狙って釣りたい場合は、川を上から見てカネヒラらしき魚が泳いでいるか確認して釣ると釣れやすい(あたりまえだが)。今まではカネヒラなんて見たことないような水路にも泳いでいるので、8月以降になったら一応確認してみたらいいです。
一時間ほどでこのくらい。カネヒラが10匹ほど釣れました。婚姻色のグラデーションがきれいです。ヒレが白くなるのも特徴。
エサはグルテンとメダカのエサを混ぜ合わせたもの。カネヒラの場合はミミズを勧める人もいます。ミミズはエサとして続けて使えるのでテンポよく釣れます。
別の水路で釣ったの
カネヒラ、ヤリの新子、アブラボテ、カゼトゲが釣れた。水路。
カネヒラはきれい。タナゴの王様だ!!!
福岡のカネヒラスポットは?
自分の住まいが福岡県南部なのでこのあたりしかわかりませんが、柳川周辺なら結構いると思います。狙って釣りたいなら、少し浅くて水がきれいなところを探したら見えるかもしれません。
水深があり水が濁っていても、タナゴが集まりやすいスポットならカネヒラが釣れる可能性も高いです。いつもはアブラボテばかりの場所が、6・7月はヤリタナゴで、8月はカネヒラが釣れるという感じ。
佐賀では吉野ケ里周辺などもカネヒラが多いとの情報もあります。
まとめ
8月から秋にかけてはキレイなカネヒラ釣りが楽しいです。釣りあげた時ビックリするほどきれいな色。あの色は釣りあげて瞬間が一番きれい。ぜひ、釣りあげてみてください。
飼育してもきれいですが、タナゴとしては大型で気性の粗い部類になります。個人的には飼うよりも釣って婚姻色をめでる魚だと思いますが、飼育しても美しいのは事実です。もし飼う場合は他のタナゴとは混泳させずにカネヒラ多めで飼うのが良いかなと思います。