無人島行ってきました

我が家にはパックラフトという船があるので先日無人島に行ってキャンプしてきました。
場所は秘密です。九州には島は沢山あります。前回無人島キャンプしたところは干潟や巨大タイドプールがあってタイラギやイソギンチャク、たくさんの魚がいたのでチャンスがあればまた別の島行ってみたいなぁと常々思っていたのです。

当然ながら安全関連の装備とキャンプ道具を乗せていざ海へ。多少向かい風ですが、進めるので安心。湾内なので波はほぼ皆無。パックラフトは浮き輪みたいなものなので外洋は無理です。シーカヤック欲しい・・・。シーカヤックなら有明海の横断できるのになぁ。
港から目的の島までをGoogleマップで調べると1.5㎞の距離。キャンプだと荷物が多く、タンデム艇に二人で船足は遅い。多分時速2㎞も出ない。
無人島の砂浜に到着




到着後にテント設営。すぐ後ろは森。満潮では海水がテント傍まで来た。当然ながら人工物は一切ありません。過去に人が住んだことも無いのでしょう。
周辺を少し散策



岩は砂岩で特徴的。タイドプールもありましたが、小さ魚や貝、カニって感じ。大きなカメノテの群落などもありました。干潮時なら歩いて島一週も可能と思いました。森は藪で常緑樹が主でした。
岩の形状は無人島にしておくにはもったいないくらい特徴的で楽しかったです。
食事

今回はスーパーで買い出しが出来ずに、コンビニで調達した「うまかっちゃん」がメイン。それとサンドイッチが夕食でした。
流木はたくさん落ちていましたが、焚火を楽しむような気温ではないので調理が済んだらおしまい。
朝はパン。
虫がすごかった

すごすぎてまともな写真撮っていません。それくらいいました。
状況としてはハマトビムシが到着時からすごい数でした。これテントの中に入ったらいやだなと気を付けていたのですが、寝る時にそれこそ百匹以上の侵入を許してしまいました。テント内をぴょんぴょんぴょん。外からも飛んでぶつかる音が常にしていました。袋に飛び込んでしまった虫もたくさんいて、ジャンプするけど出れず朝には死んでいる個体もたくさん。あっさり死んじゃうなんてエビっぽい。
トビムシがたくさんいるとそれを狙うムカデも現れて、なんと嚙まれました。痛み的にはアシナガバチ2匹分、痛みの持続時間は20匹分って感じ。夜中ずっとテントの外をウロウロしてました。
テントの外に置いていたゴミもトビムシの食糧となっていて、丸めたティッシュがボロボロになっていました。夜見ると大量のトビムシがティッシュに群がっていたのです。この虫は非常に分解能力が高いすごい存在ということは理解できました。特に夜は上段抜きに数万匹のハマトビムシの楽園でした。
蚊にも結構刺されたけど、全く痒くない。無人島という環境で育てられた軟弱な藪蚊だった。
テント内は湿度100%

海が近いこともあり、テント内にも湿気が入り込んできます。結露となって上から落ちてきました。入口2面をメッシュにしていたのでそれなりに換気されているはずですが、周辺湿度が高くてありとあらゆるものに夜露が付いていました。
次の日の様子


朝の景色も素晴らしかったです。
日光が当たり始めて海に入ったのですが、クサフグや何かの魚が泳いでいました。ひらひらとヨウジウオも泳いでいて、手で取ろうとしたら普通に捕れました。捕れたのは茶色いヨウジウオで、緑のヨウジウオも泳いでいたけどそれは撮れず。
中型サイズのカニもおり、一瞬で砂に潜る姿などが観れました。釣り道具があれば釣りも楽しめたはずです。

悩むのは採取道具です。普通ならたも網は必ず持っていくのですが、余計な道具を持ち込む余力がありません。小さなお魚ネットくらいなら持っていけばよかったかなと思いました。砂浜で蚊に捕まえたり、虫捕まえたり、一時確保するには便利そう。ガッツリ採取したい人は法令等も確認が必要です。
以下、生き物好きの人の場合に活躍の可能性のある道具です。
- 釣り道具
- 銛
- シュノーケリングセット
- 箱眼鏡
- 貝袋 (網の袋)
- 観察ケース
- ソフトバケツ
- たも網
- 小さなたも網
- 投網
- 水中カメラ
ドローン画像




もっと色々撮ったんですが。2㎞以上かなり沖合までも飛ばしました。
おわり

二回目の無人島大満喫でした。ちょうど新月近くで星もきれいでした。
キャンプとしては過酷ですが、無人島という極上のロケーションを考えるととっても貴重な体験で満足できました。もっと道具を持ち込める余裕があるならシュノーケリングセット等を持ち込んで楽しんでみたかったんですけど。
皆さんも無人島キャンプやってみてくださいね。
今回活躍した道具
- テント(グランドシート・マット・ペグ)
- シュラフシーツ、スリーピングマット
- ヘッドランプ、ランタン
- クッカー
- 焚火台(ライター・ひばさみ・着火剤)
- 応急用品
- ペーパー、タオル、ビニール袋
- ドローン モバイルバッテリー
- 食材 クーラーバック
- 水
- 舟関連、PFDやリペアキット
箸は木の枝で自作。コップや個人食器、ガスやコンロも無し。獲物をとる人はシュノーケリングセットや箱眼鏡、銛、網の袋、-ドライバーなどがあると楽しめる。もしくは釣り。