キョーリンの乾燥イトミミズブロック
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天然フードで乾燥させたものといえば、乾燥赤虫、乾燥イトミミズ、乾燥エビなどがあります。乾燥赤虫は時々いろんな水槽でエサとして使っていますが、ほとんどの魚は食べますね。乾燥エビは亀用ですが、オヤニラミにあげるとパクっと食いついて見ていても楽しいです。
あまり使われませんが、乾燥イトミミズって商品があります。小さなブロック状になっていて細くて小さなイトミミズがギュギュっと固めらえれています。天然フードで嗜好性が高く、栄養価はタンパク質が52%以上のなかなか優秀なエサです。キョーリンの公式サイトには以下のように書かれています。
食いつきのよい天然高タンパクフード
- 生きた糸ミミズの成分をそこなわないように急速凍結真空乾燥していますから、大変新鮮で栄養たっぷりです。
- いろんな生き物が喜んで食べる万能フードです。熱帯魚、金魚、メダカ、イモリ、カメはもちろん、ゲンゴロウ等の水の中にいる昆虫などにも与えることができます。
- 水の中に入れてしばらくすると柔らかく食べやすい状態になります。
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注意点として乾燥イトミミズは浮きやすいことがあげられます。落ちたエサを主に食べる魚には使いにくいです。時間が経つと沈みますが、その時は水槽中に散らばるので食べ残しが心配です。ですので、浮いたエサを食べる種類に向いたエサです。
タナゴは浮上性でゆっくり沈むエサが適しています。この点ではタナゴと乾燥イトミミズは相性がいいです。
他の注意点としては1ブロックがデカくてすべて食べ残す場合も多いということです。食べ残すと水の汚れにつながりやすいので、できれば浮いているうちに網などですくって捨てましょう。もちろん、最初からやる量をブロックの半分などに減らすのが賢い。タナゴ20匹以上なら全部食べてしまいますが、30分くらいかかります。
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ガラス面に押し付けるとブロックがくっつくのですあが、数分で外れて浮き上がります。あっちこっち大騒ぎでタナゴがフィーバー状態。
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タナゴは見たところ乾燥イトミミズが大好きのようでした。しかし、イトミミズブロックを見失いがちなんです。集まって食べていて、イトミミズが浮いて移動するとタナゴは見失う。んで、一匹のタナゴが見つけて突き始めて、他のタナゴが集まるの繰りかえし。
サッカーをしているみたいで見ていても楽しいのです。ただ、最後まで食べているのか、飽きて食べ残しているのかはちゃんと観察してください。もし食べ残しそうなら浮いているうちにすくい取りましょう。
乾燥イトミミズの利点、欠点
利点は天然フード、高栄養化、小さい個体も食べやすい、乾燥なので扱いやすいこと、浮きやすい、嗜好性が高いなどです。
欠点は量が多すぎる場合がある、沈むまでに時間がかかる、食べ残しが水槽全体に広がる時がある、あまり食べない種類もいるかもしれない、水が濁る、散らばったら見苦しい、などです。
タナゴ以外にもほとんどの魚が食べる可能性があります。たまには違うエサでもやるかなというときに使ってみてください。なかなかエサ食べないなってときにも試す価値はあります。天然フードは人工飼料とは根本的に味や食感が違うはずですので、魚も喜ぶのではないかと。